新緑映える葛城連峰 ~ 二上山へ

2021年4月11日(日)

🔷奈良県北葛城あたり丘陵地を歩いていると、「二上山」の2つの頂きが、意外に近く感じられる時がある。特に特徴的な2つの峰が新緑に染まる頃、余計にそのように感じさせてくれるのかも知れない。

もう随分過去に、大阪側竹内峠の「万葉の森」登山口から雄岳へ登った事があり、今回は奈良側から登ってみることに。

🔹10時過ぎ、雄岳麓の道の駅「ふたかみパーク當麻」に到着、施設を取り巻く北側と東側駐車場に多くの車。

山麓公園前の正面側も当然満車。幸運にも🚻近くの空きスペースを見つけて駐車。

 

🔹昔登った国道166号線竹内峠を越えた大阪側「二上山万葉の森」 駐車場から登るのが比較的ラクで、歴史的な遺跡や整備された登山道など趣があるように思ったが、今回は、公園及び駐車場が “密” になることを予想し、奈良県側の「道の駅 ふたかみパーク當麻」あたりから「二上山ふるさと公園」も避けて登ることに。

先ず「馬の背」峠から雌岳へ行き、そのあと雄岳へ登って、下山は東北側から道の駅へと考えていたが、下図のログ記録のように、方向勘違い(見当識障害??かもね^^;)から元のルートを下りる羽目になってしまった。

                                         ヤマレコGPSログ

🔹道の駅すぐ近くの「北良池」堤防道路から新在家地区の二上山南側の山裾を、當麻山口神社参道横の大池を巻くように「馬の背」に向かう。

池の西北あtリに「鳥谷口古墳」。7世紀後半築造された方墳で、二上山産出の凝灰岩が使用されているとの記述。

明日香の高松塚古墳、斑鳩の藤ノ木古墳等、各地の古墳でその説明を見るが、ここはまさに自分ち(^^)V

のどかな里山の谷地に山桜のシルエット

道沿いに祠と三体のお地蔵さま🙏

六道に由来する六体地蔵尊はよく見るけど、、、確か滝坂道の磨崖仏にも三体地蔵が。

Webで調べると、三体地蔵は各地に存在するが、地域あるいは寺院それぞれに、種々の言われが有り、六体地蔵とは由来が異なっているようだが、、、?

渓流沿いの道傍や竹やぶに、シャガ(射干、著莪)が沢山美しい花を咲かせている。

ハイキングなどでよく見かける草花だが、意外に古に渡来した中国原産の帰化植物。しかし学名はアヤメ科の Iris.Japonica で日本に因んでいる。

*Wikipedia 等に拠る(要約)と、シャガは遺伝情報(ゲノム)が三倍体のため種子ができない。そのため国内で見られる全てのシャガは同一の遺伝子を持ち、山林やヤブなどに見られるものも、嘗て居住した地か、あるいは人為的に植えられ、地下茎で広がったもの、、らしい。

 

🔹こじんまりとした石庭の場所に行き当たると、そこは天台宗「祐泉寺」の境内。
「岩屋」への道と「馬の背」直登の道が分岐したところのベンチで休憩後、山門?から岩場の道を上へ。
お寺付近は楓が多いので、紅葉の時季🍁もいいかも。

そこからは、木段と岩場が多くなり傾斜もきつくなっていくが、渓流に沿ったコースは景観も変化が有って面白い。

セキショウ(石菖)の生える爽やかな流れのそばに、クサイチゴやタチツボスミレの花が趣を添える。

 

シクラメンやの葉のような特徴的な文様、、、秋にナンジャモンジャの花のような白い細い花びらをつけるテイショウソウ(禎祥草)のようだが、、、?

タチツボスミレ(立坪菫)は登山道の脇や木段の隙間など沢山咲いており、色合いの異なりでも楽しませてくれる。

長葉のすみれ、、、アリアケスミレ? シロスミレ? 花弁の形が、、、。

中腹辺りか、ちょうどいいタイミングで水場、、冷たい水で喉を潤し、より急になる道を登リ行く。

 

🔹「馬の背」峠へ到着。 ここで方向感覚が、、、画像左の方から登って来て左奥(画面上部)が雌岳、こちら側が雄岳だが、安易にその逆だと思いこんで、、、よく見ると石柱に方向表示されていたし、GPSログも活用していたのに😥

勘違いの原因は、数十年前に「大津皇子」墓所を目的に、画像右の大阪側から登り左折して行った感覚で、今回も左が雄岳だから、計画通り先ず目指すのは右手の雌岳だと思い込み進んでしまった。

なので、登る途中に見える景観も奈良と大阪の判別が混沌と、、、

雄岳山頂に着いても混沌した感覚が続く。ともかく神社にお参りし(表示のない、この葛木二上神社も記憶になく)、その横の道で山グループ団体が記念撮影を始めたので、Uターン。その先「大津皇子」墓所があり、本来そこから下山するつもりだったのに。

🔹 右膝蓋骨分離の古傷の痛みが強くなってきたので、登ってきた木段道を避けるつもりで、山頂広場案内板横の細い   道を行くことに、、、藪こぎはないが、こんなのを🗻では、マイナールートとか呼ぶんだろうかな。

比較的なだらかな林間の細道を行くと、作業小屋?と見晴らしが良い多数のベンチが設けられた広場に。
「馬の背」から離れた山頂北西側に来たようだが、他の方の話し声で、どうやらここは”穴場”らしい。あとから来た二人連れも、ここへ来たかったの~と遠慮がちに?ハシャいでいた。

木陰のベンチでゆったりのんびり昼食後、「馬の背」に戻る。しかし脇道がいくつか有るも案内標識が皆無で、ヤマレコのGOSログで現在地は確認できるが、念のため出会ったハイカーにルートを訪ねて「馬の背」へ辿り着くことができた。 *穴場と言われるこの広場、いくつもベンチが設けられrているのでGoogle earthでよく確認できる。

ツクバキンモンソウやニシキゴロモか、小道そばの急斜面で上から覗くようにしか撮れないので、、、。

 

🔹かなり整備の進んでいる広い登山道を雌岳へ。登る途中からの展望もよく、大阪湾や淡路島が霞んで望める。

雌岳山頂日時計広場。雄岳と異なり、こちらは展望広場として石造りベンチ等、とても整備されている。

南側、若葉の樹々の向こう、「岩橋山」「葛城山」「金剛山」と葛城連峰ダイヤモンドトレイルの山並みが連なる。

奈良側。大和三山の大和盆地の奥に、2月に霧氷を楽しんだ高見山が霞む。
このあと方向感覚障害?がまだ続き、大阪側「万葉広場」へ下りてしまい、遠回りが嫌なので、また「馬の背」へ戻り、もと来た祐泉寺への道を下って、、、疲れたが、、、

しかし、”蜜” に接することもなく、新緑の山行を楽しめて、満足、満足!

 

 

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Posted by ss-kinkon