高見山地三峰山(みうねやま) ~ シロヤシオを求めて、、、アクセスが💦
2021年05月30日(日)
🔷 紀伊半島を南北に連なる台高山脈、その北端の高見山の東側に連なってそびえる、日本三百名山の一つ三峰山(みうねやま)。
*画像は今年2月19日に霧氷の高見山に登った際、高見山地の尾根を連ねたその先に、美しくそびえる三峰山。
きっと、いにしえの旅人達が高見山に登り来て、峠から望む峰の姿に因んで名付けたに違いない、と勝手な空想。
その山が 初夏を迎えて、シロヤシオ(白ツツジ)や朱色のヤマツツジが盛んに咲き出した、、、と、山のコミュニティーサイト「ヤマレコ」などで情報を得てワクワク、、🤤
しかし、早まった梅雨で、天候と山行きのタイミングが合わず、しかも終わり頃のチャンスかなと思われた一週間前の5月23日(日)には、吉野郡天川村洞川のクリンソウも終盤かと思われたので、そちらを優先した。
なので、遅きに失したかと思いつつも諦められず、ルートによってはまだ出会えるかな、、、と、まだ見ぬシロヤシオに期待を寄せて車を走らせる。
期待していた「八丁平」の景観は、こんな感じだったけど、、、。
(*画像は「奈良県観光公式サイト奈良旅ネット」より拝借。情報は時季により更新されます。)
🔹淡い期待は儚く夢破れ去り、、、^^; しかも今回は、登山口に至るまでの道路が予想外で、登るほど厳しく細く曲がりくねり、高所恐怖症の自分は、時に運転中も足をすくませ登るほどに低速走行、大台ケ原山以来の恐怖運転😰💦
🔹西名阪道郡山ICから京奈和自動車道橿原北IC(無料)を利用し、櫻井~大宇陀~高見山トンネルと、ずっと国道166号線を東へ。
高見山トンネルを抜け随分下っていく先に、道の駅「、」。案内所兼売店食堂の建物は、はまるでローカル線の駅舎のように、こじんまりとした佇まい。
しかし、裏は櫛田川の清らかな渓流で、吊橋「きずな橋」が架かり、公共の宿「グリーンライフ山林舎」に通じていて、いつか利用したいなと思われる素敵な所。
橋の出入り口傍の🚻を使わせて頂き、先へ。
🔹当初、道の駅からすぐ近く、国道からそれ、月出地区を通って登山口へ行く予定だったが、うっかり通り過ぎたので、まあいいかと10kmほども先の富永地区から福本登山口へ。
最初はのどかな里山を過ぎていたが、だんだん細くなり曲がりくねった急な登りに加え、ガードレールが無く谷の覗ける、山肌の露出した道も、、、 こんなところで離合できず、バックするにしても😰
曲がりくねった細道は続き、前方木のない絶壁山腹の上に、続く道のガ-ドレールが筋を引いて、、、
まだ登る💦 高い高い、、左下方に上ってきた道が見える。遠くに見えるは大峰の高い山並みか、、、前方から車来ないで欲しい!!🥶
🔹 更にくねくね走り続けると、ヘアピンカーブの空き地に車、、他の方の投稿で見た景色! 「福本登山口」到着、ここでやっとホッ^^;
案内板の向こう側、コンクリートの急坂を上り、、、
少し先で、小さな流れを渡り、山道へ入る。
🔹 山林へ入ると、すぐに出迎えてくれたのが、行き先表示をを覆い隠すように群落している、、、
こちらは、カンアオイの葉のような?
軽く根元の落ち葉をよけてみたが、、、?
つづら折れをずっと登リ続けて来て、疲れたなあと思ったとき、ご家族連れらしい方が下りて来られた、、、超可愛いお嬢ちゃんがニコニコ👨👩👧元気! こんな小さな子も登山を楽しんでるんだ、、、「えらいね~」と思わず声掛け^^; 子供は身が軽いからか、、、こんな時いつも思うNHK「百名山」さだまさしさん「空になる」の歌。
自分の重さをヲ~ 感じながら坂道を登るウ~♪ 、、、重すぎるんだ~😅 減量せねば、、、。
🔹道が崩れている場所に差し掛かる。ロープでサポートしているが、ショットカットしようと藪に入ると、バイケイソウの群落。初めて見るので、ワ~すごいと勇んで撮影して、嬉々として藪を抜けると、、、
すぐに「八丁平」着! そしてもっと群落!!
西の「ゆりわれ峠」方向を望む。
バイケイソウの花開く様も見てみたいな。
おそい昼食を摂りしばし休憩、着いた時はあちこちにくつろぎ談笑していた人影も、かなり少なくなったので八丁平を後に山頂へ。
残念、少し前までは通り抜けるこの樹林がシロヤシオとヤマツツジの華やいだトンネルだったろうに、、、わずかに白と朱色の花びらが散っている”緑のトンネル”を登る。
かろうじて見つけたシロヤシオ、、、なのに横着してレンズ交換せず撮影。しかもきちんと画像を確認せず、、、
まだ先で出会えるだろうとの思い込みが有ったが、撮影は結局この一枚だけ。(-_-;)
山頂より曽爾高原、倶留尊山方向。何という中途半端な撮影アングル、、、カメラもふてくされてるのか(^^ゞ
嘗て名張市に居住したことが有り、この山も含め室生火山群、中でも倶留尊山火山帯の山容が印象深く、こちら側からは初めて見るが、やはり好きな景観。
山頂から八丁平を通らずに南東方向へ、まだ咲いていたヤマツツジの下を、「ヤマレコ」の”みんなの足跡”GPSログと赤テープを頼りに、元の登山道へショートカットして下る。
トリカブトらしき葉が、結構目につく。
サワギク(沢菊)。なるほど、小さな沢から駐車場へ下りる手前の林床に咲いていた。でも以前調べたボロギクが別名だった。サワギクの名称だけでイイのに、、、ねえ。
駐車場前の”卯の花”。疲れたが、思わずう~のはな~の♫と鼻歌が、、、。
🔹帰路は当然来た道へは戻らず、駐車場から左折「ゆりわれ登山口」方向へ。 (17:40)
「ゆりわれ登山口」
「月出登山口」
駐車場も登山口も、整備されている。ここも、車はない。
帰路の道も狭くなったところはあるが、離合できる場所が前後に有るので問題ない。それより山腹の崩れた跡がいくつかあり、落石に気遣いながら走行、、、 🙄
ガードレールを壊し、散らばる落石、、、陥没した路面、、、 😯
雨続きの後などは通りたくない道。
🔹さらに下るともう一箇所、登山口の看板と登山道。”シロヤシオ群生”と記されている。花はもう少ないと思うけどね^^;
もう一つ、右側に「月出の中央構造線」見学路の掲示板。500mほど徒歩で下るらしい。
*九州から関東まで日本列島を縦断する日本最大の断層帯の一部が露出した場所で「月出の中央構造線」と呼ばれ、国指定天然記念物。
少し進むと、左側山肌の補修や路面が補修された箇所に。
状況から、おそらくこの右崖下が崩れて露出した断層帯(露頭)の場所と思われる。
「月出の中央構造線」の露出した場所(露頭)。画像左上部のガードレールが、上の写真の場所と思われる。
*松阪市ホームページ「月出の中央構造線」 より画像を拝借。
🔹その後は調子よく下りてきたが、里が近づいて来たあたりで、びっくり😱
前方道路にフェンス、、、通行止め! 一瞬焦ったが、害獣侵入防止のフェンス。通行後きちんと元へ戻しました。
確かに、下る途中🦌に出会った、、、
GoogleMapを使って、両方のコース状況を表示。(再掲)
右側、「福本登山口」へは距離は短いが、道が屈曲して離合できない狭いところが多く、かなり神経を使った。
そのせいか、対して帰路の月出ルートは山肌の崩れたところ以外は、距離は有るが割合気楽に下りていくことができた。🔹来季は、奈良県側の宇陀郡御杖村からチャレンジしてみたいと思う。その前に霧氷の景観も。
ご覧頂き、有難うございました。(_ _)