ちょっぴり登山気分💦~花の葛城山麓公園
2021年4月18日(日)
🔶過去に大和葛城山麓の史跡などを巡り、通りすがりに「葛城山麓公園」を訪れた際に、シャクナゲ(石楠花)がたくさん咲いていたのを思い出し、行ってみることにした。
時季を確認するため、山のコミュニティサイト 「ヤマレコ(YamaReco)」で調べると、素敵な花スナップをたくさん掲載されておられる「Yamapochi」さんの山行記録4月3日「藤原宮跡&大和葛城山麓公園」に、満開の写真が掲載され、その時より2週間ばかり過ぎているが、ともかく行ってみることに。
🔸県道30号山麓線から脇道を1km程度西へ行くと、坂道ヘアピンカーブの先端辺りに公園入口、駐車場がその向かい側にある。
*ここは、大和葛城山のダイトレ山麓公園分岐(忍海道分岐)への登山道入り口にもなっている。
ヤマレコのGPSログでは、その入口スタート地点がすでに標高144m。
ここから上部の公園(または霊園)へ登るルートは左右に別れて二手有り、右側が谷川沿いに進んで古墳の尾根筋下側のコースを行く。もう一つは、中央の広い芝生の坂から尾根筋を古墳沿いに登りゆくコース。今回は上りが谷川沿いで、下りが尾根筋。
上部の公園までの距離は7~800m程度なので、すぐに着いてしまう(実際はのんびり時間をかけた)が、雰囲気的には吊橋や木段があり、山林を通るので、山野草を愛でながらのプチ登山雰囲気、十分!
🔸芝生の広場や風情のある石組みの小川、池など趣き深い回遊園地を巻くように、川沿いの登山道に向かう。
*藤棚の向かいに🚻。上の園地にもある。
🔸散策道を進むと小川、その端を渡る際になにか小動物が川を走り岩影に消えた。👀イタチ、、、最初にあげたYamapochiさんの山行記録にも出ていた、あのイタチくん、、、いるんだあ😅
少し行くと、小川を渡る橋。イノシシ対策の扉を開閉して渡り、川沿いに。
上流ほど川幅が広くなっていて堰堤もある。その横の木段を登りゆくと、、、
谷は深くなり、その行く先に吊橋、、、かっこいい!(短いけど^^;)
ここもイノシシ対策の扉を開閉して渡り、更に先の木段を登る。
チゴユリ
花開いたのは見つからず残念。
吊橋を渡り終え木段を登ると、左手谷側にシャクナゲの群落。
かろうじて見ることができたシャクナゲの花。もう少しあちこちに咲いていたが、離れていたり他の来園者との行き交いで落ち着いて撮れず、結局まともな物はこのワンショットのみ。(-.-;)
🔸古墳が尾根に沿って段々に造営されたところに合流。もう、遊具のある公園(子供広場)はすぐそこ。
*この場所一帯は、寺口忍海古墳群の一角の説明あり。更に山側一帯にも山口千塚古墳群があり、葛城山麓から大和平野にかけても多くの古墳が造営されている。鍛冶工具や鉄器製造に関わった人々の墓地と推定されているが、古墳が5世紀後半から末期に造営されたと記されている事は、葛城氏の勢力が衰退して大和王権に移り、そこでも重用された忍海一帯の有力な鉄器製造集団がいた証なのかな、、、な~んて歴史に詳しくないのに、いっちょ前に触れてみたりして、、(^^ゞ
ともかく、説明板が汚れて読み難いが、まだ「新庄町」のままなので、この際H16年合併後の「葛城市」で新調してはいかが?、、、なんて余計なことをm(__)m
🔸13時50分頃、上の公園(子供広場)着。下の駐車場スタートが12時20分頃だから、800m程を1時間半ののんびりゆったり”登山”。
小さいお子さん連れが多く、遊具に夢中の子等を眺めているだけで、微笑ましく癒やされる。
*この広場上方に霊園もあるので、駐車場が在り、車で登って来れる。なので小さい子供さん連れにも便利な場所。
広場入口の東側斜面に白、青、ピンクのシラー・カンパニュラータ(球根つりがね水仙)。
植えられたものだろうが、草の間に三々五々適当に散らばって咲いているので何となく自然っぽい。
🔸桜やヤマフジが見事なので、霊園をちょっとひと周り。カナメモチの新芽も鮮やか。
新緑や山桜のコントラストも美しい。尾根筋の向こう辺りにダイトレ忍海道分岐があるのだろうか、、、登ってみたい。
霊園の最上部辺りから、東方向の眺望。
白く輝く平野の向こうに黒く畝傍山が浮かび、その奥に櫻井方面から右に音羽山や龍門岳、更にその奥にうっすらと「関西のマッターホルン」高見山の影。中央から右手には大峰の高い山並みの連なりが、雲が垂れる景観のせいか、かえって迫力を感じる。
霊園の橋にも古墳が保存されている
🔸子供広場へ戻り、笑顔いっぱい次々に滑りゆく、滑り台の子供たちを眺めながら、丘の上から尾根筋を下る。
“穴が開いてるよ~” 子供の声に、古墳に登ってみた。樹木の根が張り巡らされた古墳が段々にいくつか続き、その傍らを下りてゆく。
芝生の傾斜のきつい広場に出た。ボードで滑りたい気持ちになる芝の坂🤑、、、あちこちに禁止の立て札🤢。
広場へ抜ける手前に、ハナイカダ(花筏)。
雌雄異株で、この株は数個の雄蕊だけの花を咲かせている。
🔸広場の東屋側から、回遊式庭園風に設えられた散策路を歩き、花々を愛でながら自動車道の方へ上がり、駐車場へ。
純白が清々しいヒメウツギ(姫空木) 。
白色に混じって、青色の花、、、シラーに似ているがこちらはハナニラ(花韮)のよう。
🔸上の写真を撮っていると、突然雨、、、駐車場が近いので走って乗り込むと、すぐに土砂降り!!皆さん雨宿りできたかな💦
ご覧いただきありがとうございました。^^;~~