サブﾞ電源供給･走行充電システム その② (キーオフ時NAVI装置)
2018年6月
⬛ 前回に続き、電源供給･走行充電システムのひとつ、サブバッテリ電源を用いた、キーを切った状態でオーディオNAVIを作動させる装置です。
ドライブ中、ちょっとエンジンを切って休憩する時や、あるいはアウトドア、車中泊で楽しめる、とても便利なアイテムです！
◼下の画像は、キーを切ってオーディオNAVI(TV)を作動させています。（当然メーターパネルの表示は点灯していません。）
これを作動させるスイッチ(SW)は写真の運転席頭上、オーバーヘッドコンソールの扉前に付けているSWボックスで、左側の角型SW(サブACC供給SW)と、端のLED内蔵丸型オルタネートSWがONになって、LEDがそれぞれ黄色とブルーに点灯しています。（NAVIはSW単独で作動します。)
＊このシステムは、「matrasan」のホームページ「SLエブリイホームメイドキャンパー｣より、アイデアのひとつをほぼそのまま利用させていただきました。
改良版等詳しく書いておられます。
また、エブリイワゴンのＤＩＹは無論のこと、車中泊にご興味をお持ちの方は、是非そちらをご覧頂くことをお勧めいたします。
◼この装置の本体外観です。
リレー大小２個と逆流防止ダイオードを基板に取り付け配線し、上のホームセンター購入ネジの空きプラケースに入れています。
小リレー(RL2)は、RL1のコイル起動用ですので接点容量が小さい物で良いのですが、大きい方のRL1は接点容量20A以上の物を使用。自動車用の30A位の物もＯＫ。
これを、NAVIの２０Ｐソケット配線の赤色線(ACC線)と黄色線(常時電源)をカットして割り込ませます。
◼配線図です。この図面の下側が前回アップしたDCDCレギュレータ・コンバータを使った「電源供給･走行充電システム」で、今回のNAVIシステムに主に関わる部分をオレンジ色で囲んでいます。
また、NAVIから20Pソケット間でカットした黄色線と赤色線に本装置を割り込み結線した時の配線色も図示しています。
作動機序：
・キーオフ時にNAVIのオーバーヘッドSWを入れると、NAVI電源SWリレー接点が導通し、サブBTからの電源が黄色線から装置を通りＮＡＶＩへ供給され、またこの時、同時に図の上のRL1が作動し車側からの常時電源を遮断、代わって黄色線から供給する。
・従って、キーを切る前にSWを入れておけば、その時点ではRL2が作動しているので装置のRL1には電源供給されず、車側から常時電源は入力されている。
そこでキーを切ると前記の状況になり、黄色線のサブからの電源が、常時電源とACC電源双方に給電され、NAVIは切れることなく作動したままとなる。
つまり、音楽やラジオを聴いていて、キーを切って中断したくないときが有りますね。
そんな時、先にNAVIのSWを入れておきキーを切れば、途切れることなく聴くことができます。便利！！
◼NAVI裏の20Pソケット配線です。
写真上部がNAVI側で、ソケットの上段奥から２ピン目の赤線がACC電源線。これが写真下の車両側ソケットでは水色線に繫がっています。
次いで、上の写真のソケット上段、手前１ピン目の黄色線が常時電源(バックアップ)線で、これは車両側ソケットでは白色線に繫がっています。
＊エブリイワゴンDA17Wと純正Panasonic CN-RZ72ZAの配線ですが、テスターで確認されることをおすすめします。
◼この装置を結線して、NAVI奥のダッシュボード下の隙間に。案外具合良く収まります。
ソケットからのACC黄色線にこの装置の青線が結線されているのが見え、側の黄色線はサブBTからの電源線、、ヤヤコシイ！
実は、装置ののケーブル色をNAVIと同じ黄色にすれば良かったのですが、サブBTからの電源線が２Sqが適当で、これの手持ちが黄色。で、常時電源側に青色線、ACC側に赤色線のそれぞれ1.25Sq線を使用しています。
電線は、太い目の使用が良いのですが、配線図でおわかりのように、サブ電源供給線は、キーオフ時に走行充電装置から比較的長い配線で電源供給、且つNAVIの常時電源(バックアップ)とACC電源双方に給電していますのでそんな意味も含めて、2Sq以上の線を使用します。
次は、オーバヘッドコンソ－ルの前後に取り付けている、オーバヘッドSW、メーターに付いて記したいと思います。
この記事は、「みんカラ」にも投稿していますのそちらも参考にご覧ください。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2903716/car/2513605/4852001/1/note.aspx#title
ご覧頂きまして、有りがとうございました m(_ _)m
