奥琵琶湖②~ マキノ高原・菅浦・賤ヶ岳登山🏕

2022年6月03日

💠  里山と湖の趣が楽しめる奥滋賀の2日目は、高島市マキノサニービーチ湖畔の宿泊した「奥琵琶湖マキノグランドパークホテル」を出て、「メタセコイア並木」を通過し、最初予定した関西100名山で、花の山でも人気の「赤坂山」登山口となるマキノ高原(マキノスキー場)へ行き、そこからの琵琶湖北端に近い隠れ里「菅浦」地区を訪ねた後、余呉湖側から関西100名山で古戦場の史跡「賤ヶ岳」に登る計画。

 

🔹出発前に朝のホテル前湖畔へ…半島の先端、海津大崎の右側に浮かぶ「竹生島」、昨日はその背後あたりに伊吹山が見えていたが、この日は霞の中に…。

 

マキノ高原へ向かう先、西側に迫る比良山系に繋がる野坂山地、見晴らしの良さそうな尾根の連山、画像右は大谷山あたりで、その右手に赤坂山が続いている。

 

心地よい「メタセコイア並木」をゆっくり通過。

延々2.5km…マキノ高原入り口の街並みまで、緑のアーチが続く…。

「マキノ高原」…各地のスキー場が姿を消していく中、ここは「マキノ高原温泉さらさ」とレジャースポーツ施設、キャンプ地、そして花の名山などのハイキングコースと、シーズンを問わず人気を博している。
ここは中学生時の🎿以来だ🙄 あの上部ゲレンデの先から右手「粟柄越」へ向けて、長い木段を登り行くのかな…いい天気にいい景色、体調良ければなあ…残念😥

🔹 マキノ高原より県道287号から国道303号へ出て、昨日の「山門水源の森」へ行く道を走り、途中から南へ向けて走り、湖岸を「菅浦」へ。

以前折り畳み自転車の湖北輪行で、JR永原駅まで辿ったが、時間と体力切れで諦めた地、白洲正子さんのエッセイ「かくれ里」で知った「菅浦」の地。

集落に入ると、駐車場と🚻が整備され、大樹のあるロータリー付近、山側に茅葺きの棟門。

 

西の「四足門」…現在集落の東西2か所にあるが、嘗ては部外者監視の集落出入口であったと。

須賀神社…、日本全国に存在する牛頭天王・須佐之男命を祭神とする祇園信仰の神社…とのこと。

東京四ツ谷にある須賀神社は、アニメ「君の名は。」の聖地だとか…知らんけど..🙄ここでは関係ね~か🙇‍♂️

 

坂道の参道は、意外に急坂で距離がある…💦

 

でかい法螺貝の手水の吐出口…本物?

 

長い登り参道の先に、石段。これよりは裸足で上がるしきたり。外来者にはスリッパが用意されているが、今回は手前で拝礼させていただいた。

下りる参道脇に、全身トゲトゲ鮮やかな花…花の先に触れても痛い~😰
アメリカオニアザミ(生態系被害防止外来種)

参道脇、橋を渡った「菅浦郷土史料館」前庭に万葉歌碑…  

高島の安曇の港を漕ぎ過ぎて  塩津菅浦今か漕ぐらむ  (巻9-1734)

「菅浦の湖岸集落景観」は国重要文化的景観かつ日本遺産認定。

???

 

港の変わった漁船…NHKの「小さな旅」で観た小鮎の沖すくい網漁で、コアユの群れに急速で船を突進させ、船首の大きな網を落とすとともに急停止、すくい獲る漁法。

 

防波堤と平坦地造成の用途を兼ねた石垣の続く、素朴な集落の風情…東側まで行けず名残惜しかったが、賤ヶ岳へと向かう。

 

🔹 木之本周りで余呉湖北側より「余呉湖あじさい園」を通って賤ケ岳登山口へ。
湖岸道路の両側にかなりの数のアジサイが植栽されていたが、まだほとんど開花無し。

国民宿舎余呉湖荘跡の空地に接して数台の駐車スペースと登山口。

 

登山道は、古来琵琶湖岸飯浦へ抜けるために開かれた道、、、

なので、峠までは割合緩やかで歩きやすい。

 

峠で左の賤ケ岳城(砦)への登り道へ

 

コアジサイ(小紫陽花)が多く、群落も。

白や薄青の花が道の両側に現れ、ついつい立ち止まり、眺めてしまう…癒されるな~😅🤍💙

 

ほのかに甘い香りも…🤗

 

シダの茂みからあちこち白い花が覗いている…
ミズタビラコ(水田平子) 初めてお目にかかりました!
*コシジタビラコ(越路田平子)かもね…..

 

花が可愛いキュウリグサに似ていると思ったら、同じ仲間のムラサキ科キュウリグサ属の多年草。
忘れな草やネモフィラもムラサキ科。

 

ツナミソウ(立浪草)もたくさん咲いている。

 

ハエドクソウ(蠅毒草) 対生する葉の姿がフタリシズカと似ていて、長い花穂がほとんど出ていないときに勘違いしたことがある野草。花穂に可愛い綺麗な花をつける。根の成分をハエ取りにしたと。

 

イチヤクソウ(一薬草)
文字通り薬草だが、自治体によっては絶滅危惧種又は準絶滅危惧種指定も。

蕾がたくさん付いている…お花を見たかったなあ~

🔹 最後の急登…らしい...フウウ💦

展望台が見えた、頂部だ!!

 

「史蹟賤ケ岳七本槍古戦場」標柱の立つ頂部到着。
琵琶湖や浮かぶ竹生島、左に伊吹山など、湖北の景観がいいね!

「賤ヶ岳七本槍」とは、武功をあげた秀吉の家臣(福島正則、加藤清正、片桐且元、脇坂安治、加藤嘉明、平野長泰、糟屋武則。)

 

反対側には、余呉湖を望む北の景観も…。

 

少し上部(山頂)に「史蹟賤ヶ岳」の碑。

賤ヶ岳と余呉湖周辺の山の砦は、織田家の重臣柴田勝家方と羽柴秀吉方が戦いを繰り広げた地。

疲れた姿の武将の像。
武将や兵士はこんな出で立ちで、山城(砦)や余呉湖周辺の砦、湖畔を駆けずり回り、戦い合っていたのだなあ…疲れるなんてもんじゃないわな~

 

ダイマジン顔の私も、折角なので記念撮影。
イヒ、、チビっと疲れたわい😤
(*現地顔出しパネル撮影画像を加工してます…スンマセン🙇‍♂️💦)

 

城(砦)の縄張り図の立て札。
登山道から土橋部分を渡って頂部の曲輪(くるわ・郭)へ上がる際の急峻な切岸(きりぎし)が、特にリフト側からの登りではよくわかる。

 

🔹 風が強まってきたので、ゲザ~ン♬元の道を戻る。
登りでは気にしてなかったが、切岸を下り西の堀切(ほりきり)の土橋(どばし)を過ぎると尾根筋が平坦になっていて、多分平削された曲輪の一部だろう。 

 

麓近くの谷あいに、登りで気付かなかった小型のガクアジサイの群落。

 

ヤマアジサイだろうか?

 

清楚…葉はコアジサイと比べて表面がなめらかで、辺縁の鋸歯も細かい…。

 

コアジサイとのコラボも…。

 

 

🅿到着。 風が更に強まり、余呉の湖面が波立っている。

この風だと、赤坂山や大谷山の尾根筋を歩くのはかなりきついだろうなあ…なんて考えながら、車は比良山ろくの帰路を走りゆく🚐🌫

 

 

 

ご覧いただき有難うございました🙏

 

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Posted by ss-kinkon