関西100名山” 紀州富士” 龍門山 ~ ムラサキセンブリ蕾多し😓 下山後「串柿の里」へも🍊
2022年11月6日(日)
💠 比較的自生地の限られる ムラサキセンブリ(紫千振) が咲いているとの情報で、和歌山県紀の川市の龍門山へ。
木の川沿いの山なので、京奈和自動車道の橿原高田ICから無料区間を走らせ、紀の川東ICで下りると、自宅から1時間半少しで現地付近に到着できる位置(画像GoogleMap左下部)。
京奈和自動車道より望む龍門山。(*画像左側の山容..Googleストリートビュー利用)
🔹 奈良県の「橿原高田IC」から京奈和自動車道を走り、「紀の川東IC」で下りて一般道を南へ下り、JR粉河駅近く24時間営業のスーパー「オークワ 粉河店」に立ち寄り、飲食品等購入と🚻利用させて頂いた。
そこから10分程度の「田代コース登山口」へ向かう。
画像は紀の川に架る竜門橋をわたり竜門橋南詰交差点を越えた辺りから、龍門山を望む。どこからの眺めで”富士”のような姿なのだろうか…なんて思いつつ、狭くなっていく道を慎重に走らせる。
ヤマレコの「ルート地図/標高グラフ」…GPSログでは、念のため龍門橋南詰辺りから登山口までの車行ルートも表示させている。
農園地域の坂道は、更に狭く見通し良くないが、分岐要所に登山口への車ルート案内が掲示されており、迷うことなく辿り着いた(10分ほど)。
道は狭く離合困難な所も多いので、離合できる場所を確認しながら進むが、”軽”で且つある程度運転に自信のある方に限ったほうが良い..と思われる。
田代コース登山口に駐車。そこから田代峠を経由して山頂へ。その後、中央コース登山口へ向けて下山し、あとは車道をたどり、元の田代登山口に戻るルートで歩いた。 (*画像は Google 3D利用)
🔹 田代コース登山口…3台可能だが、この少し下方にも駐車できるスペースあり。
コンクリ道はカーブの先で幅広くなり、中央コース登山口に至り、そこにも駐車スペース有り。
少し行くと、この山の特徴、蛇紋岩の露出の段差で、膝関節障害にはキツイ登山道。
左側に赤い実…
フユイチゴ(冬苺)…この山は和歌山県の「龍門山県立自然公園」指定、草木などの採取はマナー違反、自然観察会なども行われているようなので、これもそのままに…だね。
ん…? 地蔵様ピントボケでスンマセン🙏
手前の小石に気づいたもんで…
「ちりなし池」の分岐。池へは以前の方のログでも、水無しだったので止めたが、実は磁石岩でお会いした観察会のガイドの方の話では、2,3日前には水が有ったとのこと。人為的かと思ったが、自然に溜まり抜けていくらしい。ちょっと残念だったかな😅
今日は晴天🌞なのに、この登山道は峠まで殆どが木立で日陰…肌寒い。途中唯一開けた場所、陽射しが眩しい!
あたり一面、朴葉の敷き詰められた登山道が続く。
朴の木は、見上げても、もう葉が殆どないので見つけづらかったが、かなりの大木が大きく枝を広げているので、広範囲に落葉している…で頭の中は”朴葉焼き “だらけ…😋💦
カメラなのか、👀なのか、頭なのか… 後者っぽい💦
これもボヤケた…アキノタムラソウ(秋の田村草)
アザミ…秋に咲く ノハラアザミ(野原薊)でしょうね。
虫がよく来ていたのか、雄しべの花粉が沢山押し出されている。
2つ目の仏様…この登山道も祈りの道なのかな?
山が南北朝の古戦場だったことと関わりがあるのかな…?
サルスベリのような木肌のリョウブ(令法)の木立の間、蛇紋岩の趣ある道を登り行く。
今日は晴れだけど、濡れていたら滑リ易いんだろうな。
高所恐怖症なので登らず撮影。
紀の川にくっきりと、通ってきた「龍門橋」。その先和泉葛城山系の山並みを越え、大阪湾の向こうに霞む神戸の街並みと六甲山系の山。
そして蛇紋岩が磁性を帯びた「磁石岩」の説明。
岩全体が一つのSN極を持つ磁石だが、北側が磁針のS極で南側がN極を示す…とある。奈良県指定天然記念物。
ならばと、持参した2つの方位磁石を置いて、スマホのヤマレコGPSの方位と比較。スマホの上部を北
に向けて岩の真ん中あたりに置いてみるが、方位磁石はやや南側に赤いN磁針が引かれている。
ここで昼食をと準備していると、数名の若者たちと引率リーダーとガイドさん…どうやら自然観察会の様子。
中年男性ガイドの方が解説をされてるが、磁石を忘れたと聞こえたので方位磁石をお貸ししたが、皆さんにとても喜んでいただいた!^^v
ガイドの方が置いている岩の北側では、赤針(N)はほぼ南を指している。蛇紋岩への変質過程で磁鉄鉱が作られるが、落雷などによる磁性変化も、との説明だった…かな🙄 この方から、2~3日前には「ちりなし池」に水が溜まってたよ、と教えて頂いた。
磁石岩近く、岩の隙間に生えたリュウノウギク(竜脳菊)
ノギクと呼ばれるものの一種で、樟脳を含むらしい。
そしてこちらは、イナカギク(田舎菊)。
イナカギクの標準名はヤマシロギク(山白菊)なのだが…
ヤマシロギクはシロヨメナの別名で、且つよく似たシラヤマギクとも混同されるので、混乱を避けるためイナカギクと呼称されるとのこと…ややっこしいなあ😅
菊の花咲く登山道、劣化して判読困難なボードの設置された展望所…
🔹 そして、山頂広場着\(^o^)/ 12:35
蛇紋岩露頭でしばし昼食休憩後、花を求めつつゲザ~ン♫♪
すこし下りた付近の草むらに花…
ヤマラッキョウ(山辣韭)
右側オレンジっぽいのが、雄しべが伸びてきた状態、左側は雄しべの葯が弾けて花粉を出した状態とのこと。
皆さんのレコでは、開花が多い状態で、美しく撮影されてたが…開花が少ないし、撮影もうまくできないし..😥
なぜか??ほとんど一輪開花で蕾が多い…あまり撮影せず下りることに…。
🔹 中央登山口に至るコースは岩石が多く、且つ急坂が多く膝にキツイ!💦
途中何かにつまずき、岩だらけの坂道で転倒…とっさに頭を右下のヤブに突っ込んだが、落としたスマホの10H硬度ガラスフィルムにヒビ💥
しかし、さすが耐衝撃の AQUOS sense4 lite…本体画面・動作に支障なく、ヤマレコGPS続行\(^o^)/
身体が逆さで且つ立ち上がりにくい故障膝…ゆっくりゞ姿勢を変えつつ起き上がる傍に、キイシモツケの表示…
その上の枝に、キイシモツケ(紀伊下野)の果実。
和歌山県の3か所(龍門山・黒沢山・生石峰)だけに生育する絶滅危惧種。
この先折り行くと、詳しい説明ボード…
要約すると…植物生育阻害の成分を生成する蛇紋岩の地域に生育できる得意な植物群落で、環境省の特定植物群落、絶滅危惧種指定と和歌山県天然記念物指定。
龍門山のキイシモツケ生育エリアは、尾根筋より北側から西側にかけ比較的狭いエリアが図示されている。
*ayachan0611さんのログで、ムラサキセンブリも同様な環境に生育と知りました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4876395.html花ススキの岩湧山に ムラサキセンブリ!?
高所恐怖症で近づきたくないので、膝を理由にパスパス💦😅 高さ30mロッククライミングゲレンデ…よくあの絶壁に立てるなあ…しかも覗いてはるし😱…超人かいな?(笑)
同じくayachan0611他 ムラサキセンブリを見に龍門山へ行こう!https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2670854.html
立派な案内ボード。モデルコースが急坂の続く中央登山口からになっている。
まるで、岩湧山の四季彩館からの「きゅうざかの道」みたい…田代コースなら、遠回りだがやや緩やかで、尾根筋へ出る「いわわきの道」のようなものだね。
田代コース登山口着 15:05
登山時間 5時間50分(昼食休憩1時間ほど含む)
🔹 次いで、以前行ったことのある、ここから30分程度北の「串柿の里四郷」へ。
和泉葛城山を貫く国道480号線の長~いトンネル入口手前を右折、蛇行した坂を登るとカフェ・産直土産の「木の国や柿えもん」が在り、その先…
撮影に夢中。
ここは国道からも、山の上方にオレンジ色のカーテンみたいに見えてるね。その景観も随分減ったなあ😞
可愛い小学生?しっかりした応対のお姉ちゃんと弟くん、お家の坂道入口に柿とみかんの袋詰を入れた箱を並べて販売してたので、ゲット🤤
いずれも200円…富有柿4個 大きい! みかんは不揃い12個 種入りも…あるよ!😋 (ロング缶コーヒーは大きさ比較に)
子供さんが、ぐるりと回って下の道に出られるよっ、て教えてくれたけど、画像の少し下りた先、右折の小道は狭いのでUターンした方が良さそう。
「木の国や柿えもん」駐車場から歩いてくるのが、いいかもね…産直も色々有るみたいだし…知らんけど😅💦
国道480号線を下りゆくと、道の駅を過ぎた先で、自ずと進入するかのように接続された京奈和自動車道に入り、奈良へ…🚐🌫🌫
ご覧いただきm(_ _)mございました!