高取山 ~ 壮観! 高取城跡石垣と壷阪寺奥の院「五百羅漢岩」

2023年5月21日(日)

💠まだ膝関節リハビリ中…脚力体力の低下は否めないが、三重・滋賀県境の関西100名山「鎌ヶ岳」の山行きを予定し、そのための脚力強化も目的に少し距離のあるハイキングを実行。

春のサクラと秋の紅葉に最敵なハイキングコースだが、今回は山林へ入ると涼しく、新緑の中もいいもんだな~と。

壮大な「日本最強の山城」…城の配置図(縄張り)を事前にインプットして黒門側から”登城”し、一段と趣きが増して良かったと思うが、体力低下でやっぱり前回よりずっと、しんどかったのは否めない…が、少しずつでも、リカバリへ強化していきたい思い…😅


🔷近鉄吉野線壺阪山駅前より国道169号線を挟んで東側にたどると、程なく南北に連なる風情のある町並みと石畳…旧街道 “土佐街道”に出る。

少し登り坂を南に行くと、高取土佐郵便局近くの「高取町第1観光駐車場」があり、今回はそこに車を停めさせていただいた。🙏

 

高取土佐郵便局のある交差点の南側は、「高取児童公園」…高取城より移築された「松ノ門」とのぼり旗が雰囲気アップ…
建物南側に🚻あり。

先へ進むと、直ぐ近くに「旧高取藩主筆頭家老屋敷」…現在は旧藩主植村氏の居宅とのこと…相次いで現れる城下町の景観が、城趾ハイキングの気分を盛り上げてくれる!

 

県道を越え、上子島地区公民館の前を進むと、上子島砂防公園…道路沿いに多機能🚻あり。

 

黒門跡…ここから城のエリアへ。

立札の川向かいに、棚田のように石垣が積まれた削平地(郭)跡らしき段々…。

 

以前来た時よりきれいに補修された車道を進む…

 

🔹高取藩主植村氏の菩提寺「宗泉寺」への車道と別れて、登城道へ…”この先史跡内の為自転車・バイク進入禁止”の立て札あり。

整備された山道だが…

「二の門」に至るまでの “これからの曲がりくねった道は、七曲がりと呼ばれ…” 戦略的な道だったようだ。

道沿いにはミヤマカタバミとユキノシタが多い。

ユキノシタの葉陰にカタツムリ…抜け殻かと触ってスンマセン💦…おやすみ中だった🐌💢

ジャゴケの山肌にヤブタビラコ…よく見ると、足の長い蜘蛛🕷のようなのも?
クモに似たザトウムシかな??

 

「猿石」…飛鳥から持って来られたようで、仲間のところへ帰りたいだろな~🙉

二の門跡…水堀で上部に橋が掛けられていたとのこと。
ここが、大和川支流の高取川源流との説明あり。

 

🔹国見櫓跡…北西に視界が広がる!

涼しい風が心地よい~~~ここで昼食休憩🍙🥤🍌

北寄り…大和平野に畝傍山、右寄り手前の藤原跡に耳成山、遠く生駒の山並みや矢田丘陵…

西側には、二上山と岩橋山から大和葛城山へと続く尾根筋…

望遠で覗くと…

二上山雄岳の山裾はるかに…ハルカスとビル街…その向こうに六甲の山並みが、蜃気楼のよう…。
(シンキロウ…見たことないけど😅)

下方には、土佐街道に沿った高取の家並み…手前の県道を越えて、ここまで来たんだ😄💦

 

ちょっと大きい…

ユキノシタ

 

🔹本格的な石垣が現れる…「三の丸」と「大手門」跡前の場所…「壺坂口郭」からの合流点。

丘や平地に見られるような規模の大きい城の郭や石垣が、こんな山の上に…訪れるたびに、静かに湧き上がる感慨🙄

「三の丸」石垣沿いに…トリカブトの群生。

*2021年11月7日登山時に、同じ場所で撮影した画像。

奈良産業大学(現奈良学園大学)協力のもと2006年11月に完成発表されたCGによる再現画像…全容の再現と現在の比較動画がYoutubeに。
https://sightseeing2.takatori.info/cg-project/#cgyoutube

案内板の下方に…水場?

山城では貴重な場所だったろうね。🙄

 

🔹「二の丸」御殿の在った広い郭…東側に「新櫓」「太鼓櫓」の石垣…

*広場の休憩東屋の西奥に仮設🚻あり

上の郭へ…相方はさっさと櫓へ登って、「太鼓櫓」西端でVサイン…アホか! そこは石垣の高い場所😱💦

 

でかい杉の向こうは「本丸」天守台の石垣だが…相方に従いて行けず😓芝生で休憩…

ニワゼキショウやトキワハゼっぽい白い花…

葉も花も色が淡いがキランソウ、赤い実のヘビイチゴ…

実を膨らませ始めたヘビイチゴなど小さな花園を楽しむ。

 

苔蒸してユキノシタがたくさん花咲かせている、天守台の石垣を巻くように…

 

木彫りの天守閣や熊さんの案内で本丸へ。

 

🔹高取城「本丸」…広~い😃

高取山頂部の天守台へ…

天守台から、西側に大和葛城山・金剛山のコンカツ。

本丸周囲の高台南側より、大台ケ原あたりから…

大峰へ続く山並み。

 

🔹すっかり寛いで、新潟の孫とLINEに興じている相方…

台より下りる所に、煙草の吸殻…非常識・無神経極まる行為!!
しかも灰の様子から、きちんと消さずにポイされたかも👿

 

本丸石垣下をグルリと周り…

南側から…

西側「七つ井戸」上部を「二の丸」広場方向へ。

この付近もトリカブトが多く、抜いて置かれている。

 

壺阪口郭」から急階段を下りて…

🚻の在る登城口と、駐車スペースのある県道119号へ。

 

🔹すぐ先の右手県道脇、八幡神社石段横から壺阪寺方向へ。

NHK高取テレビ中継局への車道へ出て、直ぐ先で左の山道へ。

道沿いの変わった形の葉

カンアオイのような模様…秋に総状花序の頭花を付ける テイショウソウ かな?

登山道そばの斜面を、ヒカゲノカズラのようにびっしり覆っているところもあった….クラマゴケ(鞍馬苔)?シダだが、他のなかまとよく似ていて…よ~わからん😅

???

 

🔹しばらく進み、二方向に双方同じ道標が立つ分岐。
前回は、同じやったら登らんとこと、左へ行って「五百羅漢岩」をパスしてしまったので、今回はまっすぐ急坂登りへ。

(*撮影を失念したので、前回2021年11月の画像で…左は楽そうな巻き道っぽいが、直進は短いが、急登💦)

そして向こうへ下ると…急坂の曲がり道沿いに…現れました!

グルリと向こう側も

上方まで隙間なく彫られている!!

高山の大きな岩のあちこち、露出した岸壁ほぼ全体に石像…

高取城築城の際に重臣本田利久が、城の守護を意図してのことか、石工たちに命じて彫らせたという説が有力…らしい。

厳しい崖の岸壁に掘られた石像様たち…計り知れない山城の築城とともに、こちらも石工たちの相当な労苦だったろうね。

五百羅漢周遊道」となっているが、急坂の続くこちら側はあまり通っていないのか、落ち葉が深く積って滑りやすく、浮石にも注意が必要…

「五社大神」

「十三体」…”十三体石仏”なのか?

ロープを掛けた急下り…積もる落葉でも滑るので、ロープは助かる😓

「三礼尊」?

「施無畏像」「十一面尊」など

「十一面尊」アップ

「両所尊」

「三尊弥陀」「来迎如来」「千像如来」

 

他にも表示された岩石像はあるようだったが、分岐したルートの合流地点…

その反対側は、奉納された石像の並ぶ”慰霊”の地…

石像の台座に戒名や奉納者された方のお名前、銘板にも奉納者が刻まれている。

 

🔹下りゆくと、程なく高取城跡へ至る県道119号線…カーブミラーがあったので、ミラーの初”自撮り”…へへV

 

大淀町へ至る県道169号線との合流点「壺阪峠」を右手の壷阪寺方向へ…
県道から壷阪寺八角円堂(本堂)の屋根が垣間見え、向こうに葛城方面の眺望…
手前にマタタビの白化した葉が光る…

車道の山腹はマタタビの蔦で覆われている… マタタビの白化は、” 葉の表層に空気が入り込み、光を反射して白く見えている “だけ~なので、画像のように光の加減であまり白く見えないときも…。

マタタビの枝に実が付いている。(=^・^=)V♥~

 

ベニウツギとウノハナの、共演💕か競演か💥

クサノオウ

スイカズラ

 

🔹西国三十三所巡礼でお軸にご朱印を頂いた壷阪寺…門前🅿北側にバス停。

バス停北奥、小さい祓殿神社祠の裏手に、山を下りる細いハイキング道…初めての時は分かりづらく、寺の方に教えていただいた。

 

針葉樹林の道を歩み、再び県道119号線へ出て…

途中から町中へ入り、信楽寺の前を高取土佐郵便局方向へ。

信楽寺の「壺阪霊験記」で知られる”お里・沢市”の墓にもお参りし…

 

駐車場着。
石垣にきれいな花…

ツタバウンラン
観賞用から逸出野生化して、道ばたや住宅地の石垣のすき間などに生えている、とのこと。

 

ご覧頂き有難うございましたm(__)m

 

 

 

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Posted by ss-kinkon