大台ヶ原山日出ヶ岳~ゆっくりハイクで霧氷も!

2020年11月9日

🔷初の大台ケ原山。

日本百名山、日本百景、日本の秘境100選、、、、奈良県に住んで以来、いつか登ろうと思っていた山。

◼先月、泉南の岩湧山で転倒して右足を捻挫、加療後4週間経過してまだ少し痛みはあるが、リハビリがてらに行きたかった大台ケ原へ。下山後、途中の湯盛温泉で一泊して湯治気分♨😅💦

                        (Google map利用)

登ってみたいと思っていた数十年前、そのころの紹介には、木道の間近に樹林があり、木立の間に鹿が顔を覗かせているような景観があったように思うが、、、ここがそんな場所だったのだろうか?

 

🔶奈良の河合町を7:15頃出発。 渋滞やカーナビに騙されたりしながら、初めてなのでよくわからないが、予想外に時間がかかったようだ。

駐車場10:50到着。月曜なので駐車場はかなり空いており、都合よく?大台ケ原ビジターセンター西側のトイレ近くに駐車。

身支度を整え、少し後に到着した奈良交通バスの登山客らとともにビジターセンター横の「東大台登山口」から山へ。

ちょっとビビらせる注意看板(*~*)💦 

他の登山者に遅れまじと、付いていくが、、、、どんどん離れて行く^^;

🔸尾根筋に出ると視界が開け、分岐に熊野灘が望める展望デッキ。尾鷲あたりの入り江が眼下に望め、感激!

晴天で良かったあ~\(^.^)/

展望デッキ北側の「日出ヶ岳」山頂へ。

斜度はきついが、山頂が迫っているのであまり苦に感じない。

象徴的な日出ヶ岳展望台がもう間近に、、、。

ほとんどミヤコザサで覆われた南面は見晴らしよく気持ちの良い登りだが、元はここも樹木が茂っていたのだろうか。

🔸到着!!

日出ヶ岳(大台ケ原山)山頂 v(^^)/
それにしても、勝手に標高をアップさせてる^^;石積み、、、地表が削られ本来埋められている一等三角点標石の基礎部分を囲めばいいのに、、、と思ってしまう。^_^;)

なんと、気がつけば西側に霧氷!!予期していなかったのでとても嬉しい(^o^)/

展望台の北側基台にも、吹き飛ばされた霧氷の吹き溜まり。

風を遮り陽の当たる南側の壁の軒下?出っ張った床板がポカポカ。そこに腰掛け、霧氷の木々を横目に、潮騒のような風の響きをBGMに、お弁当タイム。

 

🔸正木嶺に向かう。

下りてきた展望デッキ近く、大きな倒木の根っこに若木がすっくと空に向かって育ったいる!新たな命、そのまま大きく成長してほしいね🙏

休憩時には見えていた、木段左手の木々の霧氷は消えてしまったが、階段隅にはわずかに白く吹き溜まりが、、、。

針葉樹のトウヒは立ち枯れ朽ちた株が散見されるが、広葉樹は木道までえだを広げている。ツツジの仲間だろうか、ただ、ニホンジカの口が届く範囲は枝が少なく、奈良公園の木立のよう。

森林再生への取り組みで、トウヒの植樹された場所が柵で守られ木が育っている。ここは上北山小・中学校の皆さんも手つだって、10年前に植樹されたところ、、、の説明立て札。

「正木ヶ原」到着。

この場所から日出ヶ岳山頂が望めるが、昭和38年撮影の同じ場所の写真が掲示されており、鬱蒼とした森だったことがわかる。

🔸尾鷲辻の休憩東屋。その前を先に進むと、みなさんが立ち寄り肝を冷やす、定番の「大蛇嵓」へ行けるが、、、こちらは北へ進路変更して「中道」コースをビジターセンター(駐車場)へ、、、というより、トイレへ!💦
大蛇嵓へは往復50分とあり、とても駐車場まで膀胱が持たない!!(=_=;)

それに高所恐怖症やし、、、行ったら余計チビ、、ルかも。

「中道」のコースはヒノキの林立する比較的平坦な道で、苔で覆われいる場所が多く、これが本来の大台ケ原の姿だったろうか。

笹もいつしか植生が変わり、一面に広がっていた背の低い黄色っぽい「ミヤコザサ」から、背の高いややクマザサのような「スズタケ」に変わっている。

樹下が苔で覆われた斜面も。

そ🔸して、登山道入り口近くの分岐に。

駐車場着。まずは急いで、、、、そして、ビジターセンターで写真や資料など鑑賞後、土産店へも立ち寄り下山へ。

ちょうど、近鉄大和上市駅行き奈良交通バスも出発。午前中に来たこのバス、そのまま待機して帰りは15:30発。

往時はそれほどでもなかったが、標高1,572mの駐車場から下る道は、時に両側の見える高い尾根筋も走り、遥か下の谷も覗ける曲がりくねった酒道を、高所恐怖症の自分はエンジンブレーキ多用しつつも、後方からくる車を追い越しさせる場所にも腐心し、紅葉を愛でる余裕など無く度々足ををすくませながら、もう止まりたいと何度思ったことか、、、。

 

🔸湯盛温泉。吉野川、ダム湖畔の温泉で ” 湯治” (~.~) vv

翌日、宿から近い「丹生川上神社上社」に参拝。この神社の境内地は大滝ダム建設に伴い現在地に遷座されたもので、旧境内地はダム湖に没している。

それなら、、、と下市から、手作り串こんにゃくの美味い「吉野路黒滝黒滝の道の駅」へ向かい、手前の「丹生川上神社下社」へも参拝。こちらの紅葉も鮮やかで癒やしを頂き感謝!

上社とのつがりはよく解らないが、どちらも歴史は古く、天武天皇の675年に社殿が創建されたらしい。

ちなみに、上社の北東の東吉野村には「丹生川上神社中社」も在るが、高見山にも近いのでそ、こへ登る機会にでも、、。

 

🔷登って解ったこと。

曽爾高原や岩湧山の茅場のような人為的な景観、あるいは森林限界超えのハイマツやクマザサの自然の景観、、、それと同様に思っていたが、ここはいくつかの要因による予期せぬ景観になってしまったこと、、、

台風災害に拠る倒木の”搬出処理”も一因で、林床が乾燥して苔が育たず植生が変化、ミヤコザサの増殖で日本鹿が過度に増え、樹木が育たない悪循環。

そして、地元の小中学校生徒も参加して行われたトウヒの若木植樹などの森林再生への取り組みで、植樹された場所が柵で守られ木が育っているが、”観光”化され、近くまで一般車の乗り入れできることも一つの要因とされており、微妙な心境。

休祝日には駐車場が満杯、路駐が多いようで、この日もかなり手前から路肩にコーンが並べられていた。将来、上高地に代表されような一般車の乗り入れ規制がなされる必要があるのかも、とも思ってしまう。

ご覧頂き、ありがとうございました。m(_ _)m

 

 

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Posted by ss-kinkon