災害ボランティア専門技術研修~被災家屋のブルーシート張り(編)~奈良県社協

2021(令和3)年1月16日

🟢奈良県・県社協主催「災害ボランティア登録者連絡会~災害ボランティア専門技術研修」が、橿原市奈良県社会福祉総合センターにて開催され、受講。

 

◼国内でここ数年、地震、豪雨、台風による大きな自然災害が毎年発生している。それに伴い、災害救援ボランティアの組織体制、連携体制も構築されてきている。

しかし、昨年7月、熊本県を中心に九州や中部地方など日本各地に甚大な被害をもたらした集中豪雨による被災後も、災害復旧支援ボランティア(以後、復興も含めてボランティアと表示)は、新型コロナウイルスの感染感染拡大予防のため、県内の者に限定された。

従って同様の状況下で、もし奈良県で災害が発生した場合、県外からの支援は望めず、県内で対応できる体制を作っていく必要がある、とのことでその一環として企画された研修会で、会員以外の参加も対象とされている。

◼今回の研修の屋根応急修理についてはかなり専門性があり、その技術を習得するためではなく、発災後の(屋根の)ブルーシート張りの必要性と危険性について理解を深め、引いては間接的な関りができないかを探ることが目的。

講師は   特定NPO法人 災害救援レスキューアシスト 中島 武氏 及び 国領 義教 氏

主な研修項目

1.屋根(瓦)の応急修理(処置) 2.応急代用瓦(アシスト瓦)作成と活用 3.感染防止可動式フェイスシールド作成

 

◼屋根(瓦)の応急修理(処置)

屋根に上がる際の安全保持の留意点を、ロープ(ザイル)・カラビナなどの実演も含めて指導

 

屋根瓦の毀損除去と応急処理

ブルーシートの処置方法

◼アシスト瓦(応急代用瓦) → 毀損箇所に差し込み応急処置

アシスト瓦はダンボールを銀シート・防水テープで作成。

ボラティア団体・自衛隊・学校児童など、各種団体で作成され被災地で活用さている。

*アシスト瓦の作成方法は、インターネット検索で知ることができる。例えば… yuji さんのブログ

【台風被災地支援】アシスト瓦の作り方 https://yujiblog.org/asist-gawara

 

◼クリアファイル・紙・輪ゴム等で造るフェイスシールド → うつむいた時にシールドが重さで口元より離れるので、外すことなく使用でき、飲食の時に好都合。

これもインターネット検索で知ることができる。

 

 

◼奈良県社会福祉総合センターの壁面利用した、屋外でのハシゴの設置実演 → 鉄パイプとクランプを用いて、ハシゴのぐらつき、転倒防止策。

 

新型コロナの感染防止対策で制約を受け、他府県の被災地へ行くことが出来ないが、このような研修会に参加、加入する日本防災士会・日本防災士機構の研修もオンライン化され、ミーティングのときはPCカメラと、必要なときはマイク操作で参加するなど…少しずつ研鑽を重ねて備えたいものである。

 

 

 

 

 

 

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Posted by ss-kinkon