生駒山 むろいけ園地~蟹ヶ坂および権現川ハイキングコース
2020年7月2日(木)
いくつもの園地や公園が連なり、大阪側、奈良側ともに気軽にハイキングを楽しめる生駒山地。
北の「くろんど園地」「ほしだ園地」あたりから、南の高安山・信貴山あたりまでハイキング、あるいはトレイルコースを縦走したり、トレイルランを楽しむツワモノも多い。
🔷その中で、今回は生駒山頂北側に位置する「緑の文化園~むろいけ園地」をハイキング。
車なら、国道163号線か阪奈道路が便利だし、園地の駐車場も無料。むろんJR・近鉄を利用して麓から登り、飯盛山と「むろいけ園地」を楽しまれる方も多い。
時折り、車やバイク、電車など街の喧騒の音も聞こえたりもする山地だが、高低差のある起伏の多い地形とそれに沿って屈曲し入り江の多い静かな池の散策道、木道や季節の山野草も楽しめる。鳥の声に耳を傾けながら、谷筋を歩む「蟹ケ坂ハイキングコース」「権現川ハイキングコース」も楽しい。
また、この池の園地北側には、スポーツ施設のゾーンや子供の楽しめるアドベンチャーゾーン、レストラン・宿泊施設なども広がり、次回はそのエリアも歩いてみると、より楽しいかな、と思っている。
*下は YamaRecoのアプリより「地図/標高グラフ」を貼り付けています。
また、このブログ記事も、ほぼヤマレコ山行記録を転載しています。
🔹 地図 S の位置、「むろいけ園地」管理事務所先の🚻手前のルート(ネイチャートレイル)から「湿生花園」へ。
白い花穂と部分的に葉を白く”化粧”したハンゲショウ(半化粧・半夏生)が見頃。まさにこの日、暦の上では”半夏生”!!
半夏生は、園内別の湿地にも咲いていました。
また、散策路の至るところにドクダミも可憐な白い花を咲かせているが、ハンゲショウと同じ仲間とのこと。
東屋の新池展望台から池を眺める。ネムノキ(合歓の木)の花咲く向こうに中堤。
中堤でちょっと給水タイム。この堰堤を南に行けば、「くさか園地」に至るトレイルコース。
この堰堤を境に下(東)側が「新池」、上側が「古池」。
今回は堤を渡らず、記念碑の向こうの池べりを右に進む。
こんな自然あふれる中の上り下りが多いのが、「むろいけ園地」のトレイルと名付けられた散策コースの特徴。
向こうを下りて水際に出て、また、やや急な木段をしっかり登ってゆくと、、、
休憩展望台の東屋。
この前を少し上ると、このエリアの”頂上”っぽい、一息つける休憩広場。
円形に設えた石のテーブルとベンチが有るが、ベンチが子供でも低い~。テーブルの高さとアンバランス ^^;、
園芸種なども含めてヘメロカリスは種類が多く、何とかキスゲや何とかカンゾウなどと、名前と見た目の違いがややっこしい花だが、ともかく、美しい!
デイリリーの”花園”から下りて行き、また池に沿ってぐるぐる。
湿地をぐるりとまたぐ木道を行くと、何やらコツコツコツと小さな音。耳を澄ますと、小さいキツツキのコゲラ(小啄木鳥)が虫を探して、枝から枝へウツギの木肌をつつき回っていた。
🔹 池を離れて園駐車場方向へ上る散策路の途中に、「ネイチャートレイル」と「蟹ケ坂ハイキングコース」への分岐、そこを左折。少し行くと両コースの分岐点広場に休憩ベンチ。そこで中食タイム。
梅雨の晴れ間の好天気! 何組かのハイカーとウオーキングの方が通過。
中食休憩後、右手の「蟹ケ坂ハイキングコース」を下りてゆく。
ここから「権現川ハイキングコース」の合流点までは、距離1.5km高低差170mの下り坂。
登りはちょっとキツイかもしれないこの蟹ケ坂コースの下り坂、広い林道で気持ちが良い。
やや日陰の道端に、この野草をよく見かけるが知らなかったので、この際調べると ハエドクソウ (蠅毒草)。
屈んで撮影中、ちょうど通りがかった女性ハイカーたちが「なんですかあ?」と声かけてくれたので立ち上がり、画像を確認しなかったが、可愛い筒状の唇形花がピントはずれ、、、😢
コツボゴケ(小壺苔) と ジャゴケ(蛇苔茎) の上を茎が這って黄色の小さな花。コナスビ(小茄子)かな。
普通によく見られる野草らしいが、私は初めてなので興味深く、スマホに百均マクロでアップ撮影。葉にも軟毛が生えているのがわかる。
せせらぎ沿いの広い坂道を下り行くと、砂防堰堤の場所から急に、紫陽花咲く谷間へ下りる狭い急階段。木枠が細くなり、土も流れたところがある階段を、手すりをしっかり握ってソロリソロリと。
倒木。園地管理事務所の方が、管理が四條畷市なので連絡したとのことであったが、これのことかな?
🔹 開けてきた先に、カラフルな花のお宅、、ベゴニア、紫陽花、擬宝珠、アガパンサス、ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)等々。
ご主人が手入れ中で、他のご婦人ハイカー共々ひとしきり花談義に花を咲かせて、、^^;
反対側に介護施設「なわて更生園」。
ウエルカムボードが立ててあり、門内でオシャレなアクセサリーなどの手作りグッズの販売中。壁飾りでも良さげな鍋敷き(300円)を頂きました(^^)/ もちろん持参のハンディー手指消毒剤等で”うつさない”対策も考慮して。
🔹 施設の先で、権現川ハイキングコース(車道)と合流。左折して、今度は緩い登り。水車がいくつか有ったとのことで、水量豊かな流れの響きが続く。
車道が行き止まりになり、川を斜めに渡る橋の手前に車止め柵。
その左側に小さな滝と仏さま。手前は可愛いお地蔵さまのようだが、その後ろは?真っ赤なおべべで、一瞬ドキッと(-_-;)
「南無不動明王」の幟を目印に「権現の瀧」へ。
落水の響きで、着いた~と思いきや、砂防ダムでした。
鳥居の有る広まった場所で、落ち葉などの清掃中の男女お二人、笑顔でどうぞと。
鳥居で一礼して、掃き清められた参道を奥へ。
水量が有り、予想外の迫力!!
祠と石像のお不動さんにお参りすると、水しぶきが舞い上がり、空気が清々しく、霊的なマイナスイオン!かな?
爽やかな気分で参道を戻り、傾斜がキツくなった元の道をさらに上へ行くと、園地の「かるがも橋」へのルート標示。
あれだけ下った蟹ケ坂コースだから登りは当然だが、ちょっとした急登の階段が続く。
程なく中ケ池と古池との境の堰堤。
その向こう側に、短い木製の「かるがも橋」。
左折して、上り道を中央あたりの🚻前に出るつもりが、、、
間違って再度、デイリリーの”花園”下を、池に沿ってぐるぐる、駐車場へ。
ムラサキシキブ(紫式部)の花。拙い写真で、、(-.-;)
管理事務所前の車道、向かい側にカラフルな紫陽花。
今回も撮影するつもりだったが、🚻後、駐車場閉門の午後5時に間も無いのでパス。
前回(6/24)の撮影画像だが、あまり変わって無かったので、それを掲載して終了。m(_ _)m
ご覧下さいまして、ありがとうございました!!