磯城郡田原本町~唐古・鍵遺跡ハイキング~野の花散策

2018年10月17日

🔶 近鉄橿原線笠縫駅から唐古・鍵遺跡史跡公園(奈良県磯城郡田原本町)まで、企画ハイキングに参加して、いつもながらのマイペース、道草マイコースで、てくてく散策。
DSCI0530参考ルートの地図を頂いてはいるが、参加の方と同じ方向へ歩いているのはほんの数分、もう草花に惹かれて文字通り道草、寄り道、脇道、路地裏へと、方角は当てにならない感を頼りに、ブラブラ進行。

IMGP1464🔸 小さな溜池の傍のガードレールに持たれるようにピンクの花。花穂は一部枯れてきてはいるが、紛れもなくアレチハナガサ(荒地花笠)。と書いたが、この花には花穂や葉の形で分ける幾つかの仲間が有り、今回のは葉の形状と花芯が長いのでヤナギハナガサ(柳花笠)と思うが、、。

かなり昔に、広い空き地にこれが沢山咲いていて、スターチスと間違えて、文字通り荒地の草茂る中を近づいてみたことが有る。帰化植物。

次に、田原本町を南から北へ、桜井方面から流れ来て大和川に注ぐ寺川の堤防沿いを進行。DSCI0523すると斜面に延々と白い花が続いている。道路側が刈り込まれてずり落ちそうな斜面を下り、踏ん張って撮影。
DSCI0526シャクチリソバ(赤地利蕎麦) 帰化植物。ソバの実の大きくしたような緑色の実も着いている。葉もソバに似て幅広。

 

🔸 寺川を渡り、国道24号線に出て北に進むと、道沿いに広い芝生の公園と特徴的な建造物が見えてきます。

田原本町唐古地区と鍵地区にまたがっているので、唐古・鍵遺跡史跡公園。

広大な面積の環濠集落遺跡で幾重にも環濠が造られ、発掘した一部の掘割を再現している。

広い公園の用水池(唐古池)の角に建つ、出土した土器に描かれた紋様から想像した楼閣がひと際目をひきます。
DSCI0529

確か、中学位に学んだと思うが、そのときの名称は「唐古遺跡」だったと思う。随分発掘と整備に永いながい年月をかけ、今年、このように広々とした、遺構をイメージして再現した公園としてきれいに整備されたようだ。

「遺構展示情報館」で発掘された建物跡、柱等を観ることが出来、屋外にはトイレ、休憩所も有るので、のんびりくつろぐことが出来る。東側には駐車場が有り、無料。 休園日(原則月曜日)はすべてクローズ。詳しくは、ホームページを。https://www.karako-kagi.com/

また、向かい側には新しく道の駅「レスティ唐古・鍵」ができて、こちらの2Fには休憩室、3Fベランダからは東西の奈良盆地を遠望することも出来る。

🔸 ハイキングの参考ルートの終点は最寄りの近鉄石見(いわみ)駅だが、田原本町には江戸時代の風情を残す町家並みの通りが有るので、そこを通って田原本駅へ向かうことにし、また道すがらの草花観察てくてく。

DSCI0521田の水路端に咲いていたヒレタゴボウ(鰭田牛蒡)。別名アメリカミズキンバイ。

水田や湿地に多いとされるが、先月、西日本豪雨で冠水した倉敷市真備町へ災害復旧ボランティアへ行った際、作業場所の傍の田はもう収穫が出来なくなったのか、穂を垂れ初めた稲に混じってこの草がたくさん生えており、モンシロチョウとモンキチョウが飛び交っているのを目にし複雑な心境でした。

DSCI0537🔸 国道24号線歩道沿いにニラ(韮)ジニア(百日草)

白色に程よく混ざってピンク。いいコンビネーションですね。どなたかが植えられたのでしょうが、放置されているようです。

ハナカタバミ(花傍喰)(オキザリス ボーウィ)もいっぱい。
DSCI0539やはり野草ではないが、前の写真の近く、道端にたくさん咲いていたハナカタバミ。

多分園芸種が放置されて増えた様子。このカタバミをGoogle日本語変換すると、片喰酢漿酢漿草片葉三等と出る。
いずれも使用されており、シュウ酸の酸っぱい味は実感だが、「片」のイメージが今ひとつ、、、。

🔸 田原本駅に近い、田原本陣屋町、寺内町の寺向き通りと呼ばれる辺りを通り抜けて田原本駅へ。
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帰路のフェンスの網に、マメアサガオ(豆朝顔)

北アメリカ原産の帰化植物繁殖力旺盛で広がってきているとのことだが、愛らしい花。夕方でもたくさん咲いていました。

ご覧いただき有難うございました!

 

 

 

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Posted by ss-kinkon