奈良天理「桃尾の滝」~ 大国見山 ピストン登山⛰
2022年10月2日(日)
💠 自宅から西名阪自動車道法隆寺ICが近いが、昼過ぎにヒョイと思い立ち、天理東ICから比較的近い、名瀑と山へ 🚐💨
🔹画像は西名阪自動車道天理東IC付近上空。(Google3Dマップ活用)
*三峰山、尼ヶ岳、堀坂山の表示はオマケ😁…出っ張ってるので寄って辿って行ったら、やはりいずれも”名山”でした!
画像、中央から下方の左寄り天理東ICを出て右折、少し走ると天理教の本部施設群…2つ目の交差点を左折してカーブの多い集落の道を登り行き、更に小さな滝案内道標で左折、分け行った細い道の先に名瀑「桃尾の滝」…その瀧前広場の左側、登山案内看板の立つ所が、「大国見山」への登山道入り口。
◼ ところで💦……..この山行きが10月2日なのだが…
ヤマレコ皆さんのログに癒やされながら、病床で慣れないスマホ編集…😓💦
投稿が随分遷延してしまった…😓
本題に戻って…
特に注意書きは無いが、お参りや修業の方が往来し、子供連れの方も見かけるので、ここへの駐車は遠慮したほうが良い。
こちらの祠へお参りして、滝の前に。
「春日断層崖沿いの滝としては最大の規模で23mの落差がある」とのことで、水量も多いので、迫力満点。🙄💦
折しも、ご両親と娘さんかのような3名の方が滝へ進み…
この水量の落差の中へ…凄いメンタルな修業…仏具を振り挙げお経を唱え、結構長い時間続けられておられ、その祈りの姿に、思わず手を合わせて拝見させていただいた。
🔹さて登山開始 滝の左手が登山口で、登山コースの案内板…大国見山山頂から戻り、更に途中から磨崖仏の在る岩屋集落へのルートも、案内されている。
よく歩かれているのは、近鉄あみま倶楽部のテクテクマップでも紹介されている、そちらのコース。
看板からすぐ上の道沿いに🚻…きれいに清掃されている…🙇♂
(*ここまではGoogleトリートビューで辿ることができる。)
仏像や梵字の石柱が祀られている大樹を巻くように上り行くと、一段と急坂…。滑り止めを施したコンクリート急坂だが、ここで転ぶと、とても痛い目に遭うだろうなあ、と慎重に…。
階段を登らず、石垣の傍を進み補修された道の先、電柱の手前から回り込むように「大親寺」境内へ。
境内はきれいに清掃され、苔が美しい。
奈良時代に義淵(ぎえん)が開き、行基によって16坊の大伽藍が築かれたが、明治の廃仏毀釈で廃寺となった跡が、周辺にひろがる。
お参り後寺を出て、先へ進むと道沿い石仏様…
何かしら?…手に持っておられるのがコブラのようにも🐍…。
しっかり補修された木道…だがこの先で道は小川の中に…ごく浅い流れの中を石伝いに渡渉。
小滝の水音が響く場所、小川の橋を渡ると広場…
火を炊きあげ、修験の祀り事を行う場所のようだ。
道へ戻り進むとすぐに、山への上りに差しかかり、道が掘れていたり、倒木が塞いでいたりして、荒れた様相を呈していく。
岩屋方向への分岐を過ぎ、いよいよ急坂を大国見山山頂を目指す。
大小の穴を掘った岩が点在…狼煙を上げるための穴だったらしい。
そして山頂標識500m…あれれ???
ヤマ情報ではヤマコレ、ヤマケイ、と天理市観光協会がが498m ヤマップと天理ライオンズクラブ案内板には500m…
なんでかな~何でんかな~🎵オモロイな~😅
ええけんどな~ちょっとでも高い方が得した気分やし、へへ😋
とりあえず素直に感動しとこ~っ…(^^)/
モヤッてるけど、山頂からの眺望を楽しもっ!
木の間から生駒山方面…
北寄りの眺望やったかな..? ず~と奥は霞んでるが、京都の方角のようだし、中央やや上に阪奈道路のようだが…忘れてしまったm(__)m💦
緑広がる大和平野、白川ダム貯水池の向こうに煙がたなびき、まさに…
大和には 群山あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち 国見をすれば 国原は 煙立ち立つ 海原は 鴎立ち立つ うまし国ぞ 蜻蛉島 大和の国は (万葉集 巻1・2)
舒明天皇が、国見をされたときの歌とされる景観を彷彿とさせるね~ 場所も高さも違うけど、国見の山 😅。
西名版自動車道天理料金所あたり…横切る跨道橋はダム湖や、天理大学白川グラウンドへ通じる「白河大橋」。
遠く生駒山のTVアンテナ塔もおぼろげに…。
🔹さて、奇岩を眺めつつ、戻ろう…
岩屋への分岐…またの機会にね…さいなら、サイナラ、さいならっ… 淀川長治さん 風に♪独りつぶやいて…古う~💦
倒木💥箇所…登りと同じように、ロープ外を跨ぐ積りだったが、ちょうど登ってくる若者、登り優先…待って「こんちわ~」と声をかけたが、無言でさっさと跨いで行っちゃった。どってことないけど…山マナーがね~😓
小滝だけど、ちゃんと行場だ。
寺近くに戻ってきた…
静寂(しじま)の拡がる空間に、ひときわ白く浮かぶ…
寺の立派な石垣わきを戻り行く。
これも行基の時代の造設なのか…一部が崩れている…修復・補強等を施し、歴史的遺産を後世へと願うのだが…。
滝近くコンクリ急坂手前の小分岐、何も掲示が無いが右へ登ると峠に六体地蔵さん。
墓地入口辺りによく見られるが、左奥に進んでみると…
GoogleMapに表示されている「滝本墓地板碑石仏群」。
滝本地区から寺院(跡)に至る古道に沿っているようです。
コンクリ道へ戻って下り行く先、小川の山側に板碑石仏と仏様の彫られた巨岩…
上が平らで、切り出されて、石仏か石垣用にでも加工されるものだったのかな…。
🔹滝近くまで下り来て、あれっ?
ずつと小川に沿って歩いていたが、小川は滝の下で合流している…ならば、滝本体の流れはいずこから…?
少し戻ると、落ち葉とぬかるみの急坂への脇道…
登る先に流れとコンクリート小橋。
橋の先で消えて…
落ち口から広場が見える…こわ(°°;)💦
春日断層崖沿いに形成された大滝…面白いことに、橋手前の流れが屈曲せず、あと数メートル直進して小川側に合流していれば、こんなダイナミックな滝は形成されていなかったことになるね。
ビビって、脚がガクガク、サッサと車へ😰
🔹出会った花たち…
独り凜として…ミズヒキ(水引) 葉の模様が変わってるかな。
他の草と混じってたくさん咲いていたので、多分栽培地(畑)が荒れ地になったかも。
ハキダメギク(掃溜菊)
牧野先生、いくら見つけた場所だからって可哀相な名前を…可憐なお花なのにね。
ご覧いただき、有難うございました🙏
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