京都大原「金毘羅山」~ ヒカゲツツジ花咲く”祈りの山”
2023年04月9日
💠 昨年は江分(えぶみ)峠を隔てた南側の 瓢箪崩山を訪れたが、終盤でヒカゲツツジ(日陰躑躅)の花は余り残っていなかった。
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今回は少し早めに、治療中の膝のリハビリを兼ねて、北隣の金毘羅山へ。
お花も目的だが、そこは平安京の丑寅鬼門の方角、地図に⛩マークが三カ所印された、祈りの修験の山…そして讃岐の琴平繋がりにも興味があった。
(登山後に、色々検索して調べて行くと更に興味が深まるが、結構多くの方が細かく調べておられ、学ばせていただいた。)
江分山とも呼ばれた金毘羅山…”山頂に祀られていた神々を平安時代末期に山麓に社を建造し鎮座願った”と。また “古来神体山として崇められており…山頂に火壺・雨壺・風壺の三穴があり、晴雨の霊場であったという”(江文神社参道の立札より抜粋)…神聖な祈りの山。
🔷江分神社…落葉を清掃中の宮司さんに、登山の趣意をお伝えして、駐車の許可を頂いた。
登山者やロッククライマーで、姿を見ているのにも関わらず無断で駐車していく者がいると、憤っておられた😤が、 クライマー・登山者は原則駐車禁止(本殿前の絵馬殿横に注意の看板あり)なので、手前の民間🅿が満車だったこともあり、今回は特別かな😅。
神社からの登山道及び眺望スポットなどを詳しく教えて頂き、参拝後左手の踏み跡不明瞭な杉林を抜け、石段の登山道へ。
岩の多い山…ルート案内標識に、ずっと” ロックゲレンデ ” の表記があり、ここは”京都クライマーの聖地”。
ありがたや このみほとけに むつみあい
この後「琴平新宮社」にお参り…撮影失念したので帰路に😅
沢山咲かせているのを見るのは初めて…嬉しいね😍淡いクリーム色のやや透ける花びら…小ぶりな花がキュート🤗
🔹山頂に近い岩場で、昼食休憩。
「里の駅大原」で買い求めたおにぎり弁当…大原産のお米のおむすび、とても美味しい!!
休憩後、先へ進むとすぐに、翠黛山(すいたいさん)から続く尾根筋との合流点。
左の道へ…。
左の道へ進んだ先に、
南西方向の眺望…
江分神社の宮司さんが、「ハルカス」が見えるよ、っておっしゃてたが…画面右手奥のポンポン山に続く天王山あたりの向こうなのかな…左寄りに霞む生駒山。
カメラ忘れて、望遠が…😥💦💦
南寄りに比叡山…四明岳(しめいがたけ)山頂の施設群・鉄塔がおぼろげに…。
「三壺大神」石標と九輪塔?
火壺・風壺・水壺の三壺(三穴)に鎮風祈雨の祈りの場。
🔹さて、三角点標石の在る西峰山頂は、大岩の右手を一旦下って再度登った、向こうに垣間見える峰だが…戻ることに。
下山する時の方が、花々によく気付く…ね。
北側斜面にいっぱい!
登りには、登山道直ぐ傍の松の根っこあたりも…気づいてなかった…。
🔹再び、ミツバツツジの下をくぐって、以前より調子良くゲザ~ン…膝の調子が良くなって来ているみたいで、割合トントン石段を降りていける。
往時に撮影してなかった「琴平(こんぴら)新宮社」。
讃岐は琴平山(ことひらやま)の金刀比羅宮(ことひらぐう)。こちらの山名は金毘羅山(こんぴらやま)で”比”ではなく”毘”…ややこしいが、いずれも崇徳天皇ゆかりのようだ。
江文寺鎮守社の 琴平神社が、廃寺のあとに琴平新宮社として存続したらしい...とのこと。
このお社一帯にツバキの群生…登山道脇もしばらくは椿が目立つ。
🔹江分神社に戻り、お礼の参拝…ちょうどお帰り支度の宮司さんにもお会いして、しばしお礼と眺望などの談笑。「また来てください」との嬉しいお言葉を頂いて、お別れ。
背後のロッククライミングの賑やかな声も途絶えた、静寂のお社境内…ありがとうございました..🙏
Yamareco GPS地図/標高グラフ
ご覧頂き有難うございました🙇