名水を求めて ~ 亀岡の出雲大神宮ご神水「真名井のいずみ」~

2018年5月9日

出雲大神宮と聞けば、どなたも「島根県の出雲大社じゃないの」と思われるでしょうね。

ウキペディアの記載を参考にすると、現在は神社本庁に属せず出雲大社とは別法人の単立の神社で、
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社伝では、こちらの出雲大神宮から島根の出雲大社へ分霊されたとの事で「元出雲」とも呼ばれている、と。
島根の出雲大社とは逆の社伝ではあるが、参道に立つ「国幣中社 出雲神社」の社名標や正面の石碑「丹波國一之宮 名神大社 元出雲 出雲大神宮」の揮毫は出雲大社の宮司の筆によるものとのことで交流が推しはかられます。

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さて、今回は私どもが京都在住の頃に、亡き姉が嘗て亀岡市の小学校に勤務していたことが有り、リタイア後に別の小学校の元同僚先生とJR千代川駅から學校あたりを経て、ハイキングで時代劇撮影で知られる料亭「へぎ亭」に、なんと空腹でたどり着いたと。

そのことを元同僚先生から聴かせて頂いたこともあって、その亀岡市立川東小学校近くのの出雲大神宮で「真名井のいずみ」の名水が頂けることをインターネットで知り、奈良県王寺町から、思い付きで車を走らせることに。

奈良から京阪奈自動車道に入ると、あとは京都縦貫自動車道千代川インターまで高速で行けるので、便利になりましたねえ。
千代川インターでおりて、JR千代川駅傍を通り桂川を亘っていきます。

ここで、ちょっと、余談を。
桂川なんですが、京都在の時は子供のころから、名前の変わる川だと認識していましたし、実は今までそう思っていました。が、今回グーグルマップを見ると、すべて「桂川」。え~、昔は渡月橋のすぐ上流、「大堰川」で泳いでいたし (水泳場になっていた!)  じゃあ保津川下りは?ってんで、合点がいかず調べてみました。

とても明快な答えが、ブログに有りました!

保津川下りの船頭さん」 ちょっと長いけどうわさの船頭さん?「はっちん」さんの味の有る記述ですので、、、

外と保津川の本名が‘桂川’であることは知られていないみたいです。
保津川は桂川の支流ではなく、桂川そのもの、ズバリ本流なのです。

桂川は、丹波高地の東はずれの京都市左京区広河原・佐々里峠に源を持ち、
いったん南下したあと、西に大きく蛇行しながら京北、日吉町の山峡や盆地を
経て、保津川下りの出発地・亀岡市に流れ下ってきます。
その後、船下りのコースである保津峡から嵐山に出、京都市内に戻ります。
その終点は宇治川、木津川との三川合流地点で総延長百十キロ。
この総延長は京都府下随一の長さなのです。

域地域の生活に密着してきた川だけに、‘桂川’という統一名は
上流地域では馴染めないらしく、いまだに上桂川、保津川、大堰(おおい)川、
桂川と、その地域によって使い分けられているのです。

保津川という呼び方も亀岡流域の保津地区から保津峡の
区間に限ってのことであり、嵐山に入ると渡月橋の下流までを大堰川と呼んでいます。
亀岡流域でも上流の方は、流域地域の名を取り、大井川と呼ばれているのです。

この様に、古くから広大な流域地区をうるおし、豊な耕地を育み、
運河としての産業も支えてきた‘川’への親しみと、恵への感謝が
代々、地域の名前を守り受け継がれ、今も親しみを込めて流域名で呼ばれているのです。

保津川という呼び名も、地域の人々の川への熱い思いと、
保津峡の自然美が滅ばない限り、未来永劫消えることはないです。

https://blog.goo.ne.jp/hozugawa/e/404c33c832c2deea092e959addabec11

保津川下りの船頭さん」  なかなか楽しいブログですね。
これまで山の上から、崖っぷちから、電車の窓から、橋の上からと度々眺めて来ただけ。こんな船頭さんのお船なら乗ってみたいものです。

寄り道しましたが、姉の勤めていた亀岡市立川東小学校へ。

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グーグルマップではまだ川東小学校と高田中学校で記載されていますが
のどかな風景と家並みの地域に、とてもきれいな趣のある玄関と大きな校舎が。
ちょっと面くらいました!

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ちょうど下校の時間帯で、堂々とした大きな校門の横、グランド側に接して広いバス停ゾーンもあり、小学生が整列中でした。
送迎の親御さんの車も多く、余り停車できそうにないので、奈良ナンバーを怪訝そうに見ていたボランティアのおじさんに、ここまで来た理由を話し、学校のことを少し訪ねて、早々に立ち去りました。
ネットで見ますと小中一貫校「義務教育学校 亀岡市立亀岡川東学園」として2017年11月に新校舎になったとの事。(ただし、亀岡川東学園のホームページ開設はは2015年となっています。)

ホームページを見ますと、1年生から9年生まで楽しそうな雰囲気が伝わってきます。ホームページには、英文の学園紹介PDFも載っていました!  http://www.jh.city.kameoka.kyoto.jp/kawahigashi63/
亀岡川東学園

この学校では、全学年を通して、英語の言語活動を中心とした学習を計画的に実施し、コミュニケーション能力を培う英語教育を実施しているとの事。
先進的なんだ!
京都みらいネットによると、(情報が新しければ)京都府内の教育機関で小中一貫の「義務教育学校」はこの学校だけのようですね。
やはり、先進的なんだ!

学校を後にして、北に進行し次の交差点を右折すれば道なりに進むと、ちょうど学校の真東の山沿いに目指す
出雲大神宮が有りました。

亀岡出雲
神社の詳細や、パワースポット、水おみくじやご神水「真名井のしみず」については、亀岡市のホームページや他の多くの方のブログにお譲りすることにして、お参りの後、さっそくお水を頂くことに。

どなたかも書いておられましたが、注意書きを見て「10リッターまでと」と早とちりして、ペットボトル5本だけ頂いたあとで、「それ以上の方は再度お並びください」との記載を確認。車に持参していたポリタンクを取りに戻り再度いただくことに。勘違いを繰り返す年頃、、、です。
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手水所の柱に美しい水の結晶の写真が掲載され、成分に金、銀他のミネラル成分が含まれた自然界の中でもほんの一部しか存在しないという珍しいお水との、古い朝日新聞の記事。が、良いお水として認定されたけど、神社では「煮沸してください」と掲示。
でもね、こんなに豊富に湧水しているのに、これが飲まずにいられるってんか、と飲んでみました。確かにおいしいお水と感じましたよ。

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ポリタンクに一杯になったところに、相次いで、タンクを抱えた方々が来られました。良かった、良かった!

で、水の結晶の写真が宝石のように美しいので、ネットをクリック。
ご覧になりたい方は、神社のホームページでどうぞ。

どうも「氷結結晶」のようで、、、。

有るホームページでは、「いわゆる“良い水”はとても美しくバランスの取れた六角形の結晶構造を示すことが分かりました」と、そこまでは良かったのですが、
それに続いて、ご祈祷したり、いい言葉がけをすると結晶がきれいになったとか、良くない言葉だと崩れたとか、「波動」だとか何だか宗教的なニュアンスも絡む理解しがたい記述に、「水を差された」気分でオシマイ!

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神社から南に亀岡駅方面に走ると程なく「へき停」。 のはずが、カーナビは近くを通り過ぎて、だいぶ先の交差点で左折して「へき停」の上の道に戻るような誘導ルート。(帰路でわかりましたが、入口PK沿いの近回り道は農業用で一般は遠慮してと、立て札がありました。)

「へき停」は予約が必要みたいで、お昼のメニューも午後2時までとなっています。私は4時過ぎに着いたので、閑散としていましたが、門も開いていましたのでちょっと失礼してパチリ。
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姉たちが、空腹でテクテク歩いて此処にたどり着いたときには時間外。でも頼み込んで食事ができた、との想い出話のシーンが脳裏に浮かぶ閑静な趣でした。

そして、車に戻りながら、ふっと「あれ、来た事有るかも、、、」

時代劇の撮影で利用される場所ですが、此処へ来て、何となくおぼろげに思い出したことが有ります。

それは、自宅が近いので、学生バイトでよく東映か大映のエキストラをしたとき、何かの時代劇の行列で、二人で天秤棒の荷を担いで一番後ろを、横の坂道から屋敷の前まで来たのですが、着物の裾をまくり帯に挟み込み、パッチ履きのような(岡っ引きのような)スタイルがいやでそのまま町人スタイルで出たら、カメラが撮影の後尾に差しかかり、「カット!」と大声。監督さんが呆れた顔で、助監督を睨み一言「まあいいか、そこだけカットしよう」。あと何事もなく次のシーンへ、でした。
ロケバスで来たのがこの門前あたりだったと思います。が、忘れる年頃だから当てにはなりません、、。

ご覧いただき有難うございました!

Posted by ss-kinkon