18きっぷで輪行~災害復旧ボランティア 尾道市へ~前編

018年8月18日投稿

前回、岡山県倉敷市へ輪行したときの反省から、今度は事前に社会福祉協議会のホームページを確認、前もって広島県尾道市の災害復旧ボランティアに3日間(8月7日から9日)参加の申し込みをしました。

初日は尾道市社協因島支所でお手伝いすることにし、前日に社協の在る因島総合福祉センターに近い民宿へ向かうことに。

大和路快速で大阪駅~姫路行き新快速~相生~岡山着(11:38)。ちょっと早いので、ここで青春18きっぷのメリット!活用。
予定していなかったが、昼食に「讃岐うどん」がいいなと思い立ち、岡山で瀬戸大橋線「快速マリンライナー」で高松へ。
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児島駅を過ぎるといよいよ瀬戸大橋を渡ります。以前倉敷に来たときは、足を延ばして児島から遊覧船で圧巻の瀬戸大橋をくぐり抜けました☆が、今回は橋上から行き交う船舶や点在する島々の風景を楽しみつつ、対岸の坂出を過ぎ、讃岐富士を右手に高松へ。
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岡山で乗車した最後尾車両はいかにも「快速」でしたが、高松に到着して眼にしたグリーン席の先頭車両はマリンライナーの名にふさわしく ”かっこいい!”
一旦改札を出て、駅前をちょこっと見学。
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モダンな駅前には「くまもん」マークで「がんばろう!熊本」の応援メッセージが記されたベロタクシーが停車。そして広い駅前ロータリーの左手にはヨンデンの建物、そして正面先には高松港近く高松城趾の緑の森陰が望めます。

このベロタクシー05についてはこちらのブログをhttps://kagawakenudon.com/wiki/2148/
駅前のお店へと思いましたが、、駅中の改札左手奥の「連絡船うどん」と書かれた立ち食い店が気になり、そちらへ。のれんで飾った屋台風のテーブルいす席も外にしつらえてあるので、そこで戴くことに。
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かつて岡山県宇野駅と高松駅間で運航されていた宇高連絡船の土佐丸、阿波丸、讃岐丸、伊予丸の連絡船の写真が掲げられてあり、当時の面影が忍ばれる”味のある”お店ですね。
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肉ぶっかけうどん(500円)大盛り(+110円)をいただきました。期待に違わず腰のある太めの麺に、お肉たっぷり。「さぬきうどん駅」と表示されている高松駅のエキナカで屋台に腰掛けてススる醍醐味がたまらなく、いい旅、夢気分!で美味満腹!!
再びマリンライナーで岡山駅に戻り、福山駅経由で尾道へ。
尾道駅着(16:33)、自転車を組み立て駅前観光案内所で因島への情報を得て、向島への一番近いフェリー渡船へ。
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すぐ向かい側の文字通り向島に数分で渡ります(100円+自転車10円)。写真のクレーンの奥あたりから出港してこちらへ向かってくる緑色舳先の渡船が見えます。
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小さいようで、結構車も乗りますね。直ぐですから、自転車も跨いだままの人がほとんど。
着いたら少し先から、しまなみ海道サイクリング推奨ルートとして路側帯の白線に沿うようにブルーラインが表示されているので、それに沿って走行スタート。
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向島の反対側にかかる因島大橋をわたり、因島で降りてまた島の反対側の生口島にわたる生口橋の下を抜けた先あたりの民宿までほぼ21km走行。
因島大橋へは、橋の入口に至る専用道路をくねくねと20インチ6段変速「カリブくん」を半分くらいは押して登ります。
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因島大橋が見えますが、橋の入口に至る登り道までは橋の下を通り越してまだまだ先。
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自転車・二輪車の走行車線幅は意外に狭く、特に後方から来るバイクに冷や冷や、、、。直ぐ脇はフェンスが有るものの、当たり前だけど直下は海!怖くて歩行者用を走りたい衝動に駆られましたが、3km程の走行でほとんど他車とすれ違うことなく出口へ。🚲💦
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因島に降り立ち海岸沿いに走行、大きな造船所で建造中の船が見えるあたりで向こうの島影に沈みゆく夕陽、そして生口橋のかなり手前で日が暮れました。
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この日は何時に宿に着けるかわからないので、夕食を頼んでいませんでした。途中で何かお店があるだろうと楽観していましたが、日が暮れてちょっと焦って来た時に、生口橋手前にコンビニが現れほっと。その後もコンビニが散見され、これまでとは違った町並みに。そして、目的地の民宿(満寿美荘)に到着。

正直、もう少し楽にたどり着けるだろうとナメテましたね。
これまでも各地で、幾度かロードバイクのサイクリストが軽快に追い越していくのを何気なく見送っている経験はしてきていますが、さすがに今回の暑さの下では20インチがとても重たく感じられ、何やらうらやましく感じられます。

当初こころに有った「しまなみ海道」サイクリングコース70kmあまりを、頑張ればこの20インチ「カリブくん」で1日で行けるかも、との思いは敢え無く沈没。
若い頃息子と、27インチサイクリング車で京丹後由良から大阪大東市まで130kmあまりを1日で走ったりした経験から、過信が有ったのですね。

しかし、このアルミ製の折りたたみ自転車の車重は12.7kgと比較的軽量の方(そうはいっても、他の装備もあるから折りたたんで下げると結構重いよお~!)だが、20インチ6段変速ではやはり25~30km/日位までが、今の体力では致し方無いのかなあ、そんな短距離で、、、としみじみ、、、、。

宿では早速今日の疲れと、明日のボランティア活動に備えて、岩風呂でゆっくり疲れを癒すことができました。
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図は、広島県のホームページhttps://www.pref.hiroshima.lg.jp/に掲載の「サイクリングロード」案内図の写しに一部自分の走ったルートを桃色線で表示させていただきました。

原図はトップページの検索で「しまなみ海道サイクリングロードにブルーラインを整備」を検索しご確認ください。(リンクを連絡していますが、場合により削除も有りえます)

今日のJR行程の要約:
JR大阪9:05(山陽本線新快速姫路行)~10:08姫路10:09(播州赤穂行)~10:28相生10:29(岡山行)~11:38岡山12:12(瀬戸大橋線快速マリンライナー)~13:05高松   高松14:10(快速マリンライナー)~15:02岡山15:09(山陽本線三原行)~16:33尾道
(通常料金;奈良~高松5,270円  高松~尾道2,780円 計8,050円 *青春18きっぷ1日分は2,370円)
尾道輪行経路1

翌日宿で朝食を済ませ、とても親切な女将さんの心配りで、よく冷えたペットボトルと栄養ドリンクを戴き、3kmほど先、尾道市社協因島支所の在る因島総合福祉センターへ。

8:30集合、因島ではこの日が救援ボランティアの最終日とのことで参加者は5名。高校生の若者2名に、高校の先生、そして先生の知人らしいプロレスラーと紹介を受けたが、優しそうでとてもイケメンの逞しい風貌の方。

現場は、少し山あいの小川が流れる閑静な住宅地で、流木や土砂で川が溢水、住宅周りに土砂が流入し、車道の一部も崩落して車が入れない場所。被災宅の土砂を掻き取り、一輪車で崩落した所へ運ぶ作業。

作業時間管理のリーダー役である「先生」の指示で15分作業し、5分休憩を規則正しく行っていきます。

暑さで汗が噴き出しますが摂水は宿で戴いたドリンクや社協の支給、それに被災宅の方の気遣いも有って、十分すぎる位。時折り半分凍らせたハンドタオルも提供していただき、さわやかな心持ちに。有り難うございました!

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因島では作業がはかどり、早く終了。社協に戻り更衣後に今日の向島の宿舎に向かいますが、昨日の疲れもあるので、社協の方のご好意で因島から尾道への乗船場への地図と時間表をプリントして頂き、それに基づき、重井東港~尾道(600円+自転車400円)の船旅を。

が、港までの途上、曲がる方向を間違え、島の反対側中庄まで行ってしまいましたが戻ることにして、途中の因島北インター付近でずらりと並ぶ因島村上水軍の矢盾を眺めながら思い切りため息を吐きつつ重井港へ。
15:20発時間ぎりぎり間に合ったかもと思ったが、、、結局無人の港でむなしく2時間待ちの休息タイム。
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船は、生口島の瀬戸田と尾道を結ぶ航路の「シトラス」号。🍋いかにも”レモンアイランド”生口島にふさわしいネーミングと色あいの客船ですが、船尾に自転車を乗せます。この時は大半がレンタルサイクルの外人客でした。すごい人気だなあ。
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尾道に近い向島の景色。因島、向島、尾道とその他の島々や沿岸にも、瀬戸内は各地に造船所の風景を眼にします。
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尾道下船後、すぐ隣の昨日乗った尾道渡船で再び向島へ。
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上の写真では、ちょうど渡船の向こう側に今日宿泊する「旅館河野温泉」が見えます。

「豊富なラドンを含んだ尾道屈指の温泉です。少し塩味のする熱めのお湯に浸かり、旅の疲れをお取り下さい。」とのインターネットのコメントでしたが、違わずいい温泉でした。ただ、結構しょっぱい!

宿の女将さんのおすすめも有ったのですが、入浴後の心地良さもあり、外に出ずそのまま食事抜きで就寝。
明日はまた尾道へわたり、尾道総合福祉センターへ向かいます。
*後編へ

ご覧いただき有難うございました!

Posted by ss-kinkon