軽便なDIY車中泊仕様 (その2製作編 改訂版)~エブリイワゴン(DA17W)

2019年6月 改訂
 
 ⬛ (その1装着編 改訂版)と同様に下記の変更を行いましたので、同じような前書きですが、重ねて記述させていただきます。また説明する上で (その1装着編 改訂版)と記事及び写真の一部が重複しますが、ご容赦下さい。特にボード⑥の製作例の記事はほぼ同じです。m(_ _;)m
 
 
(B)高床式の改訂として
 ・嵩上した高床式の前部を水平にし、ほぼフルフラットに。
 ・後部座席の片側に座れるように、パイプの組み方を工夫。  
 
上記2点の為に、一部仕様を変更しましたので、それに関わる記事と写真を変更・追加上書きし、「改訂版」としてこちらも再投稿致します。
 
記事の末尾にこの記事のYouTube版も添付しています
 
 
        それでは記事に、、、。 ̄_ゝ ̄)ノ  ─━─━─━─━─━─━─━─━─━─☆☆
 
 
回の(その1設置編 改訂版)に続き、ここでは製作編として、最後部のボード⑥を再製作する過程と、嵩上げするパイプラックを中心に説明。
 
 
このボード⑥は、純正ラゲージボードの代用としても利用でき、安価に製作できるので、車中泊されない方でも作っておくと何かと便利!
 
 
軽量である事、簡易に脱着できること。すなわち ” 軽便 ” な仕様!
 
上記の事を意図して製作、実際に大きな問題は無く使用して来ている。
 
車中泊の時、最後部のボード⑥は床に直接置く場合は問題なく、高床式の場合も収納ケースで支えるのであまり気にしなくても良いが、必要な向きには、ワンバイ材や平板をわたして補強すると安心かも。
 
ただ、今回投稿の切っ掛けとなったことだが、ボード⑥は上の写真のように、常時設置して荷棚として使っているので、ボードの両端(車側壁の溝で支える部分)が、片面ベニヤの単独では少し脆弱なよう。なのでベニヤ板を3mmから5mm厚に変更して、かつ桐材の両面に貼り付け補強する事にした。
 
それならこの際、何かしらのお役に立てればと、説明も兼ねて再製作して記事にしましたが、そのため (その1装着編 改訂版)も含めて、以前に掲載した画像や記載の重複使用が有りますことをご了承下さい。
 
これをご覧になって作られる方は、測定値など参考にして頂き、あくまで自己責任でお願い致します。)
 
(その1設置編 改訂版)でも述べたことで、安価で軽量な桐スノコを使用しますが、

桐材はあくまでベースとして利用し、それを基にベニア板やワンバイ材を装着してその剛性で強度をもたせるもので、桐材自身をボードの強度に期待して製作するものではないことをご理解下さい。

 


それぞれのボードのサイズを画像に示した。(単位cm)
bedboard-2
DSCI0603-4-2

上の画像は以前撮影したもので、裏カバーを着けていない状態だが参考になるかと思い、それにサイズを入れたので、試行錯誤や汚れで少し見苦しいがご容赦を。

 
 *ボード③④及び⑥は車への昇り降り、そして⑥は荷物の積載の利便性をも考慮して、一部を内側に切り込んで製作している。
 
 
 ◼ ボード⑥の製作
 
今回再製作したのは、最後部のボード⑥。まず、主要な材料を。(このボード⑥以外の材料は後述。)
2DIYboard-5
2DIYboard-6
大半はホームセンターで購入しているので、購入時点の価格を表示。
・桐製押入れ用すのこ  (33×75cm 2枚組)   ×1     348円
・パンチカーペット     (80×170cm)        ×1       798円
・ワンバイ材 (1.9×6.3×182cm)等 @348円     ×2       696円  *下記(注)参照
・ベニヤ合板        (0.5×90×180cm)     ×1    848円

・その他ボンド、黒ペイント等

*(注) もっと厚手の木材の時は床置き時に、 ボードが床につかえる事無く、ボードの両端が溝に嵌る様にするか、又は床に接する方の面をフラット側にする。

(1)すのこ切断と接着
DSCI1913-2

すのこを半分に切断し、真ん中の横サンの無い方を内側にして4枚を並べ全長128cmにして(下記)、120cmにカットしたワンバイ材を2本、両端に4cmの溝にかける部分を空けて、ボンドで上下に接着。

 
*スノコの真ん中の横サンは、75cmの真ん中を外して接着されているので、ちょうどその縁で半切することが出来る。
 
 *全長128cmに調節する⇒横サンの無い方の1枚をサンから外して隣に詰めると、うまい具合にほぼそのサイズになる。
 
(2)5mm厚のベニヤ板の接合
DSCI1917-2
ワンバイ材で固定したスノコのおもて面にボンドを付け、ベニヤ合板に接着させて外周を切断。
DSCI1933-3

裏面の真ん中にもベニア板を貼り付けて補強したが、(1)の段階で、ワンバイ材を仮止めしておもて面のベニアを貼ったあと仮止めを外し、裏面も全面にベニアを貼り両面5mm厚ベニア材で強固にしたほうが良い! (桐材を挟んだ5mmベニアのサンドイッチの両端が、車体内壁の溝に嵌る事になる)。

 
(3)裏面の塗装、パンチカーペット装丁
DSCI1942一旦、車内壁の溝に装着して不具合が無いか確認後、裏面の塗装へ。
裏面を黒色ペイント吹き付け塗装後、パンチカーペットをガンタッカーで装丁。

bedboard-12
完成 (^.^)V
 
 
◼ 他のボード
 
他のボードも同様な作業で作製するが、桐製押入れ用すのこは大きいサイズも使用する。
 
ボード①②はベニヤ板のみ。
 
ボード③④は「すのこワイド」75cm角各1枚、または 30cm幅スノコ各2枚 (2枚でボー
ド1枚)
ボード⑤は「すのこワイド」2枚。
DSC_0001 
ボード①から⑤までの主な材料
・桐すのこワイド  (75×75cm 2枚組) @980円×3  (必要数は5枚)
・パンチカーペット   (80×170cm)         × 3~4 (裏もカバーするなら多めに)
・ベニヤ合板      (3mmまたは5mm厚 90×180cm)     ×3 
 
 
◼ 助手席ボード⑦の製作

ボード⑦の材料

・5mm厚ベニア 90X180cm      @848円
・垂木                   3✕4×180cmをカットして使用

・折れ脚金具    4個セットx1   amazon  1,700円位?
・パンチカーペット等

・ボードの脚を取り付ける部分は、垂木を貼り付け、折れ脚金具を取り付けるベースを作る。折り畳みに力が入るので、強度が必要。

・助手席シーを畳んだ上面から後席足元床まで距離を測定。床が凸なので左右差有り。
その長さの垂木を「折れ脚金具」にビス止め。添付のビスでは細いので、太いビスを使用。
 
・好みにより塗装し、予め同じ塗装を施したボード側に金具をビス止め(太いビス)。パンチカーペットで仕上げ。平床式のときは、直接助手席シートの背に置くので、裏面も覆う。

 

助手席を前方いっぱいにセットして脚を伸ばしたボード⑦を置くが、この時後ろに来る後席側ボード③と干渉しないように予め試し、調整してからカバーを装丁する。

 
次に高床式のために脚を継ぎ足すが、後席側上部のボード③と同じ高さになるよう補助脚(アタッチメント)を作り、貫通した穴をボルトで脱着出来るように工作。(垂木の3cm側を合わせれば、市販の8mm径7~8cm長ボルト・ナット、蝶ネジナットが利用可。)

 

 

簡易テーブル仕様

平床式の時、ボード③④とボード⑤の段差解消に使う写真上段のアタッチメントを、簡易テーブル用にするためにラゲッジ床面と地面との高さを測り、左右それぞれ2箇所に、元の脚に合わせて穴を開けボルト止め出来るように加工。短いアッタチメントと交換して取り付けると下の写真のように。
 

 ◼ 高床式のための嵩上げパイプユニット
 
・スペーシアパイプ (あるいはイレクターパイプ) *かさ上げ用パイプ
    @98円(30cm)~618円(2m)
・パイプ接続jジョイント
    @98円~250円位
 
写真にサイズを入れています。拡大してご覧下さい。

・パイプは下の写真のカッターで切断し、組み立て分解しやすいように、写真のジョイントの◯印の所を専用接着剤で接合しておくと、脱着しやすい。

 
・両端上部のパイプは、一方(緑角印側)を接着せずに、はめ込むだけにします。ここがポイント!
 
・パイプをカットするのは、縦の部分の4本と、後上部1mを半分にする作業のみで、横パイプは1m(4本)、前後に亘すパイプは30cm(4本+補助用2~3本) の既成品を使用。

 

*パイプの長さは床の傾きを左右するので、実測して決めて下さい。販売されている長さも考慮して、経済的かつ切断作業の軽減も加味して、、、。

 

 
・ボード③④の前方側に、パイプをはめ込むように横材木で溝を作っておく。これでボードが固定される。下の写真は、裏カバーを着けているので、上から3枚目のボード裏面写真で確認して下さい。

 
次に、後席の片側シートに座れるように設定
 
 装着編で述べたとおりなので、簡略に。
 
・前述のパイプの説明で「両端上部のパイプは、一方(緑角印側)を接着せずに、はめ込むだけにします。」と書いたこの部分を外し(左右どちらか座る側)、緑色の縦パイプとそれに接続する半切した横パイプを外すと、ドア側から出入りして座れる。
*T字型のジョイントを付けた縦パイプは、少し力を入れると横から横パイプが外せる。
 

 

 

・ボード⑥を上の段に上げ、ボード⑤を後ろに下げます。この写真の場合は右側のボード④をシートの後ろに立てて置いている。
 
・左側ボード③と⑤との隙間に室内用折り畳みテーブル(後述)をはめ込むと、ちょうどフラットになり寝ることも出来ます。
 
 
◼ 収納ケースを⑤⑥ボードの下に入れて完了

・「たっぷり収納ケース」25cm高または23cm高ケース
(W40×D55×H25cm  or  W39xD66xH23cm

 

ケースの前面をDAISOシートでお化粧。
 
DSCI1582-1
このボードの上にマットやシートをお好みに敷いて Here  we  go!
 
荷物は、収納ケースとその間、そして後部座席足元(かさ上げパイプ部分)に収納できます。
 
 

 

 ◼ 簡易折り畳みテーブル

上の写真にある折りたたみテーブルは、後席の片側シートに座れるように設定した時の、ボード③または④とボード⑤との隙間を埋める役目もするので、作っておいたほうが良いと思う。

当初は余った材料でついでにこしらえた物だが、意外に役にたった。

・桐すのこ(33x57cm)に5mmベニアを張り、折り畳み脚を取り付けるため、元の横サンの高さの木材を両端に2本で幅広く貼り付けた後に装丁。
 
長さは、ボード③④の後端の横幅。畳んだ時、折りたたみ脚の基部が有るので、横さんの高さを元から付いているサンの高さにすること。
 
*折りたたみ脚は、私の場合、ホームセンターに無くネットで購入。真ん中のサンに当たらないよう短めの方が良い。

折り畳みテーブルと折り畳み座椅子は意図したものではないが、ちょうど収納ケースの間にうまく収まっている!

その2製作編 改訂版は以上です!
 
 

 
 

ご覧頂きまして、有りがとうございました m(_ _)m

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Posted by ss-kinkon