信貴山城址保全活動ボランティア~松永屋敷跡の整備~その2

 

2019年8月31日投稿

8月22日 2回目の参加(臨時の保全活動)

先月(7月27日)の定例活動は雨のため中止となったが、” 奈良県から信貴山城址の回遊道整備の補助事業に採択を得た “ので、資材運搬ルート確保の一環として臨時の保全活動を実施する旨の案内があり、参加。

平日の午前中の作業。張子の大寅「世界一福寅」横の時計は9時前。

朝護孫子寺の静かな参道、前回と同じコースを進む。

多宝塔左の赤い鳥居の続く参道を行き、つづら折れの参道を登ると、信貴山雄嶽山頂の空鉢護法堂(本丸跡)に至る。その少し手前下に、信貴山城址の石標が建っている削平地(三の丸跡)がある。以前登った時、結構しんどかった記憶がある。

私達は右手の「近畿自然歩道」となっている「奥之院毘沙門天王道」を進む。

石標には奥之院まで十五丁(約1.7km)とあるが、Googlemapで測定すると、距離約1.5km、道のり2.2kmである程度合っている。距離も有り、「奥之院」の名称から、かなり山深い高い所かと思ったが、現在は田畑の散在する里山に在り、朝護孫子寺より標高で118mほど低い位置。

なので、感覚としては、一旦は松永屋敷跡方向へ緩い登りだが、あとは途中まで何となく、近鉄平群駅の方向へ向かって下っていく感じか。

 

前述したように、緩い登り道を行くと、「宝青院」横の「大谷池」の堤を超え5~60mほど行ったところで、左に分岐する急坂道を登る。

再度、平群町教育委員会資料をお借りしました。

上の縄張り図に円囲みで印した削平地に。下の写真の左側も曲輪が造られている。

前回の作業集合地には、すでに平群町のパッカー車とトラックが来て、作業を始めていた。

そこに置かれていた古い鳥居の廃材や、集めてきた間伐材をトラックに積んだり、破断してパッカー車で処理。回遊道整備の資材搬入拠点整備の作業。

休憩時にはハモニカ演奏のサービスも(^^♪♬~

休憩中に、前回觀ることのできなかった松永屋敷跡を。

木道の坂を登り、右手の一段低い削平地へ降りると、そこが主たる松永屋敷跡で木造の凛々しい武者が出迎えてくれた。

よくできている、、、が、少し周りを眺めつつ、ふと一抹の寂寥感を覚えてこの場を立ち去った。

きれいに処置され作業終了。解散となり、またぶらりと草花を觀ながら帰路へ。途中の野草撮影でベストを落としたのに気付かず、かなりの距離を引き返し疲れたが、信貴山観光 i センターでお駄賃の100円割引サービス特典を使って頂いた、ソフトクリームの美味しさが倍増!!

 

フユイチゴ(冬苺)あるいはミヤマフユイチゴ(深山冬苺)かも。花期は9〜10月だが、この場所はもうあちこちに花を着けている。

クサギ(臭木) 前回(6月)には蕾の状態だったが、もうすっかり花を開かせ、花びらが散っている。

次のボランティア作業日は、第6回 9月28日(土)。

 

ご覧戴き、有りがとうございました!

 

 

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Posted by ss-kinkon