折畳み自転車・青春18きっぷの旅 ~しまなみ海道~ (その2) 今治・来島海峡大橋からスタート🚲!

2019年9月6日  (その1)に続いて2日目 

🔶いよいよ、来島海峡大橋からしまなみ海道へ!

(*休憩中にデジカメを落下させたせいか、撮影画像の一部が欠如、復活作業で一部ファイル名は出るものの画像が再現されず💦ブログ記事作成が遷延、、、😰 ただし、(その1)から(その4)まで記事を連続させるため、投稿日時を調整。m(_ _)mご容赦を。)

 

昨日の早朝出発で寝不足だったが、晩も潮騒や近くで操業する漁船のエンジン音とマイクの声で寝不足気味。

それしても、夜の瀬戸内の船の往来の多さは予想外だったが、汽笛が幾度か聞こえ来て、それはそれで旅情をかきたてられ、心地良かった。

1日目に書いたが、キャンプ場におられた先客とのおしゃべりなどで時間経過、のんびり出発となった。

岬から東南の方向を望むと、波止浜から延びて手前の「小島」の向こう側、「馬島」を経て「大島」に第1、第2、第3大橋の世界初の3連吊り橋で掛かる「来島海峡大橋」が遠望でき、期待と橋への登坂の不安が交錯。

(写真右側。拡大で)

大角海浜公園キャンプ場「かれい広場」から海岸の遊歩道伝いに岬を回り「くじら広場」に通り抜け、波方町を波止浜へ。

キャンプ場を離れて波止浜へ戻る途上、「波方港北」のバス停広場の傍ら、岩の上のお地蔵様。水分摂取の小休止を兼ねてお参り。横に「弘法岩由来」と彫り込んだ石碑。読みとりにくいのでパス。

波止浜の国道317号線沿いスーパーで弁当やドリンクを購入し、昼食休憩。

深夜に降雨、朝方も曇天だったが時間が経つに連れ、好天で気温が上がり暑くなる。国道317号から県道161号「糸山公園線」を進むと、橋を渡った交差点角にガソリンスタンド。

その先の歩道、緑舗装の支柱の上に「来島海峡大橋 自転車歩行者入口」の掲示。

蛇行して坂を登ったかと思えば、すぐに県道と並走、また離れて蛇行し更に上に、再び合流してループ橋を登る面白いルート!

ヘアピンカーブを押して上がっていると、上方から美しい外国女性のサイクリストが笑顔満点で通り過ぎて行く。クルクルと距離もあり、下りはとても気持ちいいんだろうね!

ループ状の「糸山公園線」を自転車を押して行くと、途中に歩行者用の階段。

                (*Googleストリートビューより)

ショートカットできるので、”こりゃええやん”と、自転車を押して上の広場の休憩スポットへ。

自転車・歩行者は看板の右手、下の写真の植え込みの間を進み、更にぐるりと1周して頭上のループ橋を進入すると「来島海峡大橋」左端の専用道へ。原付バイクは直進し、先でUターンする形で海峡大橋の右手の専用道へ進入。

面白いコースなので下の画像、Google航空写真で。自転車の経路を紅色で、黄線が本来の「糸山公園線」ループ状コースだが、手前の階段でショートカットして大きなループの自転車・歩行者専用道をぐるりと一周するかたちで「しまなみ海道」入り口へ。

今治スタートの「しまなみ海道」サイクリング。最も標高の高い「来島海峡大橋」へのアプローチを、こちらは波止浜の町中から距離をもたせて段階的に登るが、反対側、つまり尾道から来た場合は、大島の狭い地域で標高を稼ぐので、最後にしんどい事になるみたい、、、ですね。また、そこへ至る前に、このあと記事に出てくる「宮窪峠」もあるので、たいへんお疲れさま😰、、、らしい。

左端のガソリンスタンド前から進入してすぐ2回のヘアピンカーブのつづら折れ。再度県道と並走し、少し行くと再びヘアピンカーブのつづら折れで高度アップ。そしてまた県道に沿って登ると、今度はぐるぐるループ県道とループ橋で更に高度アップして、本道に合流。

そして、いよいよ世界初の3連吊り橋として知られる「来島海峡大橋」全長4,100mに進入!  前方に「尾道まで69km 馬島まで1.5km」と掲示さている。

🔹来島海峡大橋の途中で馬島へ。人・自転車・原付用エレベータがある橋!!

橋脚の建つ「馬島」にはエレベータで降りることができるので、降りてしばしトイレ休憩することに。自動車道の下をくぐり、反対側に設置されているエレベータに。

バス停やバイク出入り口も有り、大きなエレベータは兼用。

エレベータ乗降口広場の簡易トイレ前から、少し道を降りた先の木陰で横になる。暑さと睡眠不足でちょっとぐったり、、、で、しばしの休憩後、橋上へ。

巨大なビルのような橋脚の構造ゆえ、細身で壁面に張付くようにも感じてしまうが、高い大きなエレベータ。下からのアングルをと思いつつ、撮影を忘れてしまった。(-_-;)

「来島海峡大橋」を渡り終え、自転車・歩行者道を下って海岸の県道49号「大島環状線」を左折。

「しまなみ海道」の下を走ると直ぐに下田港で、道の駅「よしうみいきいき館」がある。

潮流観光や名産などのカラフルな幟が立って敷地の広い施設。ちょうど観光バスも来ていたので賑やかで、またレンタサイクルの外国人客も多い。

汗だくの向きには、レモンじゃないけど、「伯方の塩」を使った愛媛ご当地ドリンク「塩と夏みかん」が最高!凍らせて販売されていて150円。

冷たいドリンクとアイスで、しばしクーリング休憩の後、14時ごろ県道から近くの国道317号線へ左折すると、直ぐに峠道の登り坂。

センニンソウ(仙人草)

 

ノブドウ(野葡萄)

野草を眺めながら自転車を押して進み、峠でしまなみ海道をくぐり大島南インターのそばを進むと吉海町の町並み。寺や札所の案内板があり、伊予大島「島四国八十八ヶ所」霊場が各所に。Google mapでこの地域を見ると、下図のように霊場が表示される(分かり易いように枠で囲んだ)が、当然、画像範囲以外(上下左や右側の表示されていない宮窪町)にもたくさん霊場のお寺が在る。

京都の仁和寺からお墨付きを得た「島四国八十八ヶ所」、周防大島や粟島等、各地の島で八十八ヶ所霊場巡りがおこなれており、特別な日を決めて巡礼し、お接待する行事はTVでも紹介されていた記憶が有るが、ともかく信仰心篤い土地柄。

また長い上り坂を宮窪峠まで、乗ったり押したり。途中、登りに差し掛かる道沿いの「原八幡大神社」石垣前のベンチで休む若い男女。

「18きっぷ」を利用して旅を続け、レンタサイクルでしまなみを渡る途上とのこと。「早くシャワーでも浴びたいね!」なんて、汗を拭きふき、話しがはずむ。(*ここで写した写真も再生できず、、(-_-;)。ここで撮影後カメラを落とし、帰宅後PCで画像復活を試みたが何故か、ファイル名は出るが再生できず。なので、以後もGoogleストリートビューを多用させて頂くことに。)

「元気でね!」と先に出たものの、二人は大きなバッグ等を荷台に載せて重そうだが、先に出た私を追い越し「頑張って!」と爽やかに去っていった。ふたりとも元気、若い!!

この峠道、Google mapのクチコミでも「尾道から今治、最後の難関、自転車でヒィーヒィー言いながら越えた。」とある、双方からちょっとしんどい坂道、、だが反対は、「人生、下り坂最高!」何方かのセリフ通り、快適!

でも、尾道からは、最後に前述の「来島海峡大橋」アプローチも有るよ~。

🔹国道317号は桟橋から海へ?? 「大島大橋」から伯方島へ。

国道317号線を宮窪港へ突き当たると、県道49号線へ左折して「大島大橋」へ向かうが、なんと国道317号は直進して桟橋から海へ突っ込む!!???

Google mapでは海上(航路)に国道 の表示!

*松山市から出て「来島海峡大橋」を渡り大島を縦断した国道317号線は、宮窪港から海路を鵜島へ”寄港”して伯方町木浦で伯方島に”上陸”。そして島を戻るように「大島大橋」の下をくぐり、今度は「大三島橋」を渡り、生口島、因島、向島を経て尾道市で国道2号線と合流するまで続く、海道あり有料道路ありの変則的な国道、だということを初めて知った。

*Google mapを見ると、同じように生口島と因島を結ぶ赤崎・金山間のフェリー航路も国道317号線。こちらは同時に「生口橋」も317号線になっている。

県道49号線は、これから通る「大島大橋」の下をくぐり、少し先に自転車道出入り口。

見上げる場所の山側の広場で小休止。ツタ性の植物に長径8cmほどの硬い実、なんだろう?落書きの絵、、もまた不明??教えてほしい!、、けど。歩行者・自転車道の途中に見晴らし台。”「自転車道の無料化」はスポンサーのご協力を頂いております。“と記載され、「 e-package 愛媛パッケージ株式会社 」の表示。 有難うございます!!

この道は、距離は有るがそれ程傾斜はきつくない。これまで時々前後して走っていた女の子二人は、間違ったのかもしれないが、橋下すぐで、傾斜の有るバイク用道を押して上がって行った。距離は半分程度になるので、あるいは、、、、。

原付バイク道と合流して「大島大橋」への入り口へ。2つのトンネルに見えたが、右側は奥が塞がって、なにかの施設なのか。

「大島大橋」を渡り終え伯方島で再び “海路” から戻ってきた国道317号線に入り、「大三島橋」へ向かう。「しまなみ造船」のドックで大きな船が造られている。高い場所に船があるので、圧倒される感じ。

317号線がしまなみ海道をくぐったら直ぐに分岐して、左の細い登り道へ。自転車・歩行者・原付バイク専用道なのに、こちらも 表示になっている。

🔹次いで「大三島橋」を渡り「サイクリストの聖地」へ。

「大三島橋」へ入るが、こちらは “大橋”になっていないが、全長328m。自転車で走るにはやはり大きい橋!

基部からアーチ型で単純に見えるが、構造の名称は「 単径間ソリッドリブ2ヒンジアーチ橋」とややこしい。 しかし、見た目がシンプルゆえに、海峡にまたがる雲梯のようなアーチがとても鮮やかで美しい!橋上から左手、はるか沖合い(写真中央あたり)に、昨晩泊まった今治市の「大角海浜公園キャンプ場」のある岬が望めて面白い。橋上に「大三島橋」の説明。” しまなみ海道の先駆者 “で、本四連絡橋の中で一番最初に完成(昭和54年)した、と橋の構造とともに記載されている。

橋から出ると、再び317号線と合流して大三島の「多々羅大橋」方向へ。

またまたややこしいが、しまなみ海道もそのまま国道317号。

上浦町瀬戸の港の手前で小休止。前方に「多々羅大橋」が見えている。あれを渡れば「生口島」と思えど、16時を回って疲れを感じてきた。

橋と生口島の島影、そして道沿い防波堤のドルフィン達。躍動するイルカたちのバリエーションと道路のラインとマッチングさせたかのような色あい、、、どなたの発想なのか、心和ませてくれ、旅の癒やしに感謝!

「多々羅大橋」間近の「道の駅多々羅しまなみ公園」で休憩。「サイクリストの聖地」の石のモニュメントで知られる人気の場所。たくさんの方が写真アップされ紹介ているので、そちらへお譲りすることにして、、、、。🔹「多々羅キャンプ場」着、、、でもシャワー利用できず!💦

当初、生口島の「瀬戸田キャンプ場」を目指していたが、疲れたので上のGoogle航空写真で、しまなみ海道を挟んで道の駅近くの「多々羅キャンプ場」へ。

チェックインの17時を過ぎていたが係員が他のキャンパーとの雑談で残っておられたようなので、基本利用料310円と持ち込みテント料(一律)1050円を支払い設置。さて、シャワー室へと行くが、鍵がかかっている!仕方なく身体の清拭で済ませてテントで更衣。

🔹豪雨災害で廃止になった「多々羅温泉 しまなみの湯」のこと。

このキャンプ場から徒歩10分ほどの山手に「多々羅温泉 しまなみの湯」が在ったのだが、昨年の「西日本豪雨災害」による被災で廃止が決定された。(上のGoogle航空写真画像、左下)

 

その時の周辺や館内の状況をfacebookにアップされておられる。こちら「島の小さな天然温泉」

被災前の状態が、まだGoogleストリートビューでは見ることができる。画像中央の緑の案内看板の周囲や、左奥の赤い屋根の建物などとともに、この道路も果樹園等谷川筋の一帯も土砂で埋め尽くされ、無残な状態になった。

今年6月今治市は、休館となっていたこの施設が”土石流危険渓流に立地”していたので、復旧は困難として廃止を決定した。施設管理を引き継いだNPO法人の方々や、利用されていた方々の無念さは如何ばかりかと、察するに余り有る。

また何処かの地で「多々羅温泉 しまなみの湯」が蘇ることを祈りたい思いを胸に、「しまなみ海道」のんびり自転車旅の1日目を終え、眠りについた。😪💤

Google mapによると、この日の走行距離は約36km。「来島海峡大橋」入口からは29km。橋の入り口で13時、キャンプ場着17時半頃なので4時間半の行程。途中休憩時間の多い ” のんびりゆっくり “旅。

 

ご覧いただき、ありがとうございました!

次回は3日目 国内最長の斜張橋「多々羅大橋」を渡り。生口島を経て因島の大浜崎キャンプ場まで。生口島では「平山郁夫美術館」へも。

「折畳み自転車・青春18きっぷの旅 ~しまなみ海道~ (その3) 多々羅大橋から因島まで」「平山郁夫美術館」へも。

 

 

 

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Posted by ss-kinkon