折畳み自転車・青春18きっぷの旅 ~しまなみ海道~ (その4) 因島から向島、そして尾道駅へ

2019年9月8日  4日目(最終日) 

🔶大浜崎キャンプ場をあとに、因島大橋から向島(むかいしま)へ。

大浜崎キャンプ場から望む海峡の朝の風景は前回のブログで紹介、今回は「因島大橋」を向島へ渡り、島の西側を通って乗り慣れた渡船場へ。そしてJR尾道駅から家路への、最終日。キャンプ場駐車場から「因島アメニティ公園」そばを通り国道号線へ出て、「因島大橋」のすぐ手前、駐車場から450m程度の近い距離に「原付道、自転車・歩行者道」入口。 橋の入口へも、距離、高低差はそれ程無い。というのも、昨年8月に向島側から、初めてこの橋を利用した際は、進入路へたどり着くまで、とてもしんどかった思いがあるので。

入り口へ至る間にふと気が付いた(・。・;??  

来島海峡大橋、伯方・大島大橋、大三島橋などでは、自転道を押して登っているとき、奈良では滅多に聞くことが出来無い鈴虫の”声”が、 昼間に” リーンリーン ” とずっと続いていた。多々羅大橋や生口橋ではどうだったか記憶が定かでないが、因島大橋進入路では、明らかに ” ジージー ” と別の”声”。鈴虫は聞こえてこない。何らかの要因で分布が異なるのか?

しまなみ海道の橋はそれぞれに外観構造が異なるが、この「因島大橋」はトラス構造を持つダブルデッキの2層式とかで、上が車道で下にバイク・自転車レーンと歩行者レーンに分離された専用道が設けられている。

しまなみ海道は有料自動車道ではもうひとつ「新尾道大橋」が有り、自転車はそれと並行する「尾道大橋」を渡って国道2号線に出る事もできるが、通常サイクリングでは向島から渡船で尾道駅前へ至るのが便利。なので、これが渡る最後の ” 橋 ” 。

橋を下りて、向島の循環線(県道377号)を橋の方向へ。

上の写真右、橋の巨大な基台の下の段に専用道の出入り口が僅かに見えている。昨年は逆にそこから因島へ渡った。下がその時の写真。原付と自転車が両方向で共用で、しかも外側(左端)なのでビビった😰が、今回はその “恐怖感” は薄らいでいた。(走行が中央だったせいも😉。)🔹向島西側、海岸沿いを快適に走り、尾道駅対岸の渡船場へ。

「因島大橋」の下を通り過ぎて渡船場へ向かう。対岸には大浜崎灯台と、ちょうど荷台のあたりの先に、昨日テント泊した小さな崖の岬が望める。

県道377号(向島循環線)と国道317号線が合流し、川に接した三角地の「みゆき公園」。ボランティア中に利用させていただいたが、トイレが整備されており、サイクリストには有り難い休憩スポット、そこで小休止。

作業させていただいた場所の右奥に、あの時は無かった、広範囲にブルーシートで覆われ削られたような山肌が見える。何なのか?

因島「大崎浜キャンプ場」から望むことが出来た岩子島に架かる「向島大橋」。この橋の下を通り抜けると、ブルーラインの引かれた県道377号(向島循環線)は、1km程先でほぼ直角に右折して賑やかな尾道駅対岸の町並みに進み、向島町富浜で国道と合流。そこから先は再び国道317号線となり「尾道大橋」に至り、その先で2号線に合流し、愛媛県松山市に始まった国道317号線の終点となる。

出ては消え、時には海路を渡り、しまなみ街道の有料道路になったりと、この旅ですっかり愛着の湧いた国道号線だが、尾道市向島支所の在る「富浜橋」の大きな交差点でお別れ^_^)/~。左折して「向島運航」の渡船場へ。11時頃、富浜棧橋へ。今日もサイクリストの姿がちらほら。乗り慣れたユニークなブリッジの小型フェリー。短時間だが、楽しいひととき。出発すると、船上で運賃110円(1人100円と自転車10円)を徴収。川の水路より尾道水道へ出ると、左手に二度宿泊した「河野温泉」とその前の「尾道渡船」の船が見えて懐かしい。

🔹尾道駅前到着、、昼食はもちろん「尾道ラーメン」!! けど、尾道ラーメンって??

駅前棧橋に到着し、ちょうど昼時なので、岸壁沿いの「尾道ラーメン」のお店「しみず食堂」さんへ。

人気の食堂とのことで、店内はお店が載った記事の掲示も多い。また戦争報道カメラマンで北海道から徒歩の旅を続けた沖縄出身「石川文洋」氏が今年5月に訪れた際の色紙も置かれてあった。以前行った別のお店の「尾道ラーメン」とはかなり異なるので、女将さんに「尾道ラーメン」の由来を聞いたが、その実は、尾道の各店の「中華そば」で、当然お店によってそれぞれのレシピだとのこと。でも、こちらもとても美味しかった。それに何より、最初に出してくれたのが、空のタンブラーとよく冷えた500mlペットボトル、、、ん?酒でも?そんな訳ないよな、、”お冷”だった。😂これはいいアイデア!!

商店街を通り抜けて、「林 芙美子」像とその小説「放浪記」の「海が見えた。海が見える。五年振りに見る、尾道の海はなつかしい。」と、その序文が彫られた石碑の前を尾道駅へ。

ちなみに、背後のお城は、場所も歴史的にも何ら尾道とゆかりの無い建造物で、城博物館として観光用に建てられたものらしいが、今は “廃墟”となっているようだ。

🔹尾道駅14:08発の列車で帰路へ。

尾道駅ホームへ行くと、変わった列車が停車中。観光列車「La Malle de Bois」(ラ・マル・ド・ボァ)。 普通列車グリーン車(全車指定席)でリッチな列車!

春・夏(4~9月)営業で、ちょうど9月8日(日)は岡山~尾道ルートの運行だった。停車中の列車は、尾道15:47発、岡山17:09着の上り。途中、倉敷駅と福山駅に停車。

ドアに自転車の絵が画かれた車両にサイクルスペースがあり、中にロードバイクが見えている。だけど、ネットの案内では “サイクルスペースは岡山~尾道駅間の上り列車および、岡山~尾道駅間の下り列車でも、倉敷駅・福山駅で降車される場合はご利用いただけません。自転車を解体または折りたたんで専用の袋に収納してご利用ください。 ” と記載されており、意味がよく呑み込めない(・・??が、まあ利用する事は皆無なので。😁

 

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帰路のJR ;JR尾道~JR王寺 所要時間 4時間58分

JR尾道14:08 (福山行)~14:27福山14:32(岡山行)~15:32岡山15:41(相生行)~16:47相生16:48(姫路行)~17:08姫路17:11(新快速草津行)~18:13大阪18:28(大和路快速)~19:06 JR王寺
(通常料金;尾道~奈良 5,080円  青春18きっぷ ; 1日分は2,370円  差額2,710円のお得)

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ご覧下さいまして、有難うございました!

*(その1)から(その4)まで記事を連続させるため、投稿日時を調整しています。

 

 

 

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Posted by ss-kinkon