車載モニター取付け ~ヘッドレストタイプをオーバーヘッドに~ 改訂版Ⅰ(タイプレート式)

2020年5月

⬛ 車載ヘッドレストタイプモニターを、スズキエブリイワゴンハイルーフタイプ(DA-17W)のオーバーヘッドコンソールを利用して、後席から見やすいオーバーヘッド式に改修する方法。

今回は、下記記載の二つの方法のうち、以前使った安価な建材用タイプレートを使用して、より簡便にオーバーヘッドコンソールに手を加えない方法で、モニターをオーバーヘッド式にする改訂版Ⅰ(タイプレート式)の紹介。

 


 ◼ この記事は、スズキエブリイワゴン(DA17W)について、2019年7月投稿の「 車載モニター取付け改修 ~ヘッドレストタイプをオーバーヘッドに~ 」を、より簡便に取り付けできるようにと工夫してみた、云わば「改訂版」ⅠとⅡの方法をご紹介。

改訂版Ⅰ(タイプレート式) ⇒ オーバーヘッドコンソール(OHC)を加工することなく、タイプレートと平プレートのみで装着する方式。

◾改訂版Ⅱ(コンソール蓋固定式) ⇒ OHCの蓋に、ネジ止め固定する方法。


                       しつこい前置きで_(._.)_💦 、、、それでは、、

 

◼まずは、このDVDモニターと配線について少し、、、

 「LOSKAヘッドレストモニター9インチ 「DVDプレーヤー内蔵」高画質800*RGB*480 大画面 軽量薄型 」

 2016年12月 Amazon購入価格  9,800円 だが、今は販売されていない模様。現在は10.1インチ以上が主流で重さ1~1.5kg程度なので、高画質・大画面はともかく、本体重量が2.23 Kgで”軽量薄型”は、もう、、、。

しかし、モニターのヘッドレスト取り付け方法は、似たような付け形式があるので、同じ改修が可能な製品もあるように思われるので、再度記事として取り上げることに。

◼配線

付属する電源シガーアダプターは使用せず、車のACC電源から電源を取り、ユニット配線に接続する「電源・映像音声入力配線」ユニットを利用。カーナビの映像音声出力をモニターの入力配線に接続し、出力側の電源・映像音声コード(この機種の場合はHDMIケーブル)を、左Aピラーと天井を経由してOHC内に配線する。

下の画像は、グローブボックスの背後に収めたユニットと配線。

左Aピラーのカバーは、乗降グリップの上下ボルトカバーの隙間に薄いマイナスドライバー等を刺し入れて外し、中のボルトを外すと、引っ張って取り外すことができる。完全に取り去るのは、下部を手前に引くが、少しコツがいるので、無理に剥がすことのないよう、丁寧に。

下の画像の上段が、OHCを取り外したバックミラー・室内灯近くの状態。サブバッテリー充電SWやキーオフ時のパワーウインドウ作動SWなどのSW類、あるいはバッテリー電圧電流メーターなどの配線をここより取り出しており、HDMIケーブルも同様に。

この作業には、ルーフパネルの端を持ち上げたり、配線を取り廻すために、画像左上の道具を使って、丁寧に行うのが好ましいが、この道具は細い金属板を曲げたり、プラスチック板を熱で曲げたりしたもので足りるし、配線には鉄線ハンガーを伸ばしたもので代用できる。

 

⬛改訂版Ⅰ(タイプレート式)

使用する部品は  

 ・建築用シンプソンタイプレート(TP311)  ✕1   298円 

 ・ステンレス一文字継手(85✕17.2mm程度) ✕1    98円  (100✕18mm位が良いかも)

 ・適当なビス&ナット

 

作◼業① 

モニターをヘッドレスト軸に取付けたボックスに差し込む突起(以降「突起部」と呼ぶ)の部分、そのプラスティックカバーを外す。

◼作業② 

画像のように、タイプレートの突起部の4つの穴に併せて穴を開けて、ネジ止め。

タイプレートは、このモニターの場合、真ん中(穴の6列目)で曲げるのがちょうど適当だったが、画像左側は間違って7列目で曲げてしまい、黄色点線で示した6列目で曲げ直して、左側のように修正した。(穴開きなので、曲げ加工がしやすい。)

ステンレス一文字継手は仮止め状態で、プレートの真ん中に挟み込んでいるが、リーチなど調整後に中央を避けて◯印の位置にネジ止め。

ステンレス一文字継手の形状は、次の画像を参考に、コンソール蓋をまたいで、プレートを天井に押し込んだ時に、曲げたフック部分がコンソールの下部内側に掛かる様に、曲げ加工。(コンソール蓋を閉めて挟み込むので、適当で良い)

 

◼作業③

OHCの天板固定ネジを少し緩めて、HDMIケーブルを、コンソールとルーフパネルの間から引き出して置く。

そして、モニターのタイプレート上部をコンソールとルーフパネルの間に挟み込み、HDMIケーブルをモニターに接続して動作を確認。

動作OKなら、タイプレートを一杯まで押し込み、ステンレス一文字継手の曲げたフック部分をコンソールの下部内側に掛け、取り付け位置とケーブルの取り廻しなど微調節後、緩めた固定ネジを締め付けてコンソール蓋を閉める。(ステンレス一文字継手を脱着するとき、指先で少し挙げてやるが、こういった作業をするのでクロム鋼製より弾力性のあるステンレスを使用する。

コンソール蓋を閉めた状態。

下から仰ぎ見た状態。

◼作業はこれで終了。

・ コンソールを開けるときは、通常のようにロックを外して、指先でコンソールの下部内側のステンレス一文字継手の引っかかりを外し、タイプレートを引き出してやると、完全オープンではないがある程度の利用がOK。

・コンソール蓋に近接するほど、モニター角度が下向きになるので、ステンレス一文字継手の長さで、リーチの調整を考慮する。

・このモニターはディスクを上部から挿入するタイプ、「突起部」継手の動作が固く出来ているので、ディスクを脱着するときは、安全のため突起部あたりを蓋に押し付けるようにして上部を引っ張ると大丈夫。

◼以上、これだとコンソールを傷めずに、後部席から見やすい距離で、見た目もスッキリしたかっこいい天付けのモニターに変身!、、、、しつこいあとがきでm(__)m💦

以上です。

 

ご覧いただき有難うございました。

引き続き改訂版Ⅱ(コンソール蓋固定式)もご覧ください!

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Posted by ss-kinkon