県営馬見丘陵公園散策 ~「あじさい園」「ばら園」など彩豊か、、、新たな植栽も
2020年6月27日(土)
🔷週末のやや蒸し暑い昼下がり、所用の帰りだが晴れているので、奈良県営馬見丘陵公園に立ち寄ってみた。タイサンボク(泰山木)の花咲く北口駐車場は、週末だが結構駐車スペースが空いている状況。来場者の殆どの方がマスクを着用して散策されている。
🔹チューリップフェアが中止となり残念だったが、その後それに変わって、インパチェンスやサルビア、コキアなどが植え付けられ、新たに花壇が増えるなど、整備が進んでいる様子。
駐車場上方の「池上橋」手前には、”夏だよ!”と言わんばかりにキョウチクトウ(夾竹桃)の朱と白のペア。
「馬見花壇」には、やはり夏を代表する木の花、サルスベリ(百日紅)。こちらは背の低い矮性のサルスベリで、弧を画いて低い生垣状に仕立てられている。満開になると遠目には、サルスベリと気付かないほど。
イロハモミジの木が多い公園だが、かわいい花咲くアベリア(ツクバネウツギ・衝羽根空木)の垣根から、ひこばえして顔を覗かせたモミジの葉が紅葉!🍁
クローバーで覆われた「集いの丘」の裾、散策路脇に花が小さく目立たないが、グランドカバーのクラピア(ヒメイワダレソウの改良種)の様です。
「集いの丘」。例年なら週末や休日、この丘や「大型テント」は、遊び回るお子さんや寛ぐ人々が多く見受けられる場所。
ユリオプスデージーや弧を画いて植えられたベゴニアが美しいが、何か寂しげにも映る、、、。
🔹次いで丘の南側「県民協働花壇」や「花サポーター」さんの花壇へ。
公園北端、近鉄池部駅の緑道入口を華やかに美しく植栽されて居られる「花サポーター」の皆さんの花壇。こちらもいつも楽しみ!!
こちらは「県民協働花壇」、「フラワーパークレンジャーの会」の” 花の街へドライブ “ この背の高いネギ坊主は作り物と思ったが、何と本物の アリウム・ギガンチウム 😮 生け花で使うサイズをよく見ていたので 、、、。それにしても、前から有ったのなら何故紅紫のネギ坊主に気が付かなかったんだろうね、、惜しい💦
.散策路向かい側に、ハナザクロ(花石榴) 八重の花が萎んでたくさん落ちている。結実しないそうなので、赤いのはつぼみ。
🔹散策路から東の方向、カフェレストラン前あたり、雪のような白い畝にピンクの花株が並んでいるのが見えたので、そちらへ。
ペチュニア(ツクバネアサガオ・衝羽根朝顔)でしたが、あるいはサントリー登録商標のサフィニアかも。
畝を白いビニール?カバーで覆い、穴を開けて育てているようです。積雪のようなイメージで撮ってみた^^;。
戻って中央エリアへ向かう途中の花壇の木立。ここにも紅白ペアのサルスベリ(百日紅)。「馬見花壇」の矮性のサルスベリと違って、特に白花はカシワバアジサイのような房状。
日差しが強くなったりして暑いので、ここの奥の樹間の広いスペースに園路とベンチがあれば、、、と思ってしまう。駐車場との間の広場にベンチがいくつか置かれているが、日差しのキツイ日はほとんど使われないだろうね、、、。
🔹トンネルを通り中央エリアへ。向こう側のガーデンパラソル状のオブジェにバラが咲いている、このアングルがお気に入り!
結構永く咲いている一重のバラの花、可憐!
右手のクレマチス(テッセン・鉄線/鉄仙)はもう一輪しか残っていない。19日付けの「馬見花だより」ではたくさん咲いていたが、もう蕾もなさそう、、、😥
バラ園へ向かう園路の花壇の丘では、ヒマワリやインパチェンスの植え込み作業が進み、携わる皆さんが休憩談笑中、、、有難うございます🤗❣
🔹バラ園エリア。
西側の生け垣に沿ってずらり、薄紫の夏の”愛の花” アガパンサス(紫君子蘭)。一様に大きな花冠を、陽のよく当たるバラ園の方へ傾けているので、一段と艶やか!
新しくバラの花壇を増やして、そこには新しい品種を植えているようす。
Pink Knock Out の品種登録票が付属。
以前、奈良市富雄の霊山寺バラ園ティーテラスでみた(だけの、、)バラのアイスクリームを思い出した😋
🔹フサフジウツギ(房藤空木・ブッドレア)も園内あちこちで開花、「バタフライブッシュ」とも呼ばれる通り、この日も香りで呼び寄せたハナアブや蝶が、忙しく蜜を吸い飛び回っている。
🔹野鳥オオヨシキリの甲高い鳴き声が響く下池そばの菖蒲園を通り拔け、「流れのある坂道」の合流する池端へ。
ノウゼンカズラ(凌霄花) ” 菖蒲のあとはノウゼンカズラ ” なんてフレーズがぴったりの場所!
棚下のベンチ、新型コロナV予防の張り紙の上にも、、、” マスクを着けて・距離をおいて “と、そうですよね。でも飛沫・接触感染予防なので、もう一つ “手指洗浄消毒” もアピールしてほしいね^^;
下池のウッドデッキ。池の上を通る木道が風情ある場所。鴨やバンなどの渡り鳥がたくさん寛いでいたが、当然もう姿はない。変わって鯉や亀たちと戯れる親子連れ、子どもたちは久々にのびのびと自然との触れ合いかな、、、。
池上の鳥やカメ達の休憩浮き木に、鳥が種を運んだのか、きれいな花。
野に咲く形態と異なるようだが、花も葉も ミソハギ(禊萩)みたい。花期7〜9月で盆花のイメージなので、早い気もするが、、、(p_-)?
🔹公園館付近からあじさい園へ。
公園館前広場から下池に向かう「流れのある坂道」の入口あたり道沿い両側に、初夏には白い花を下向きにたくさん咲かせていたエゴノキ(チシャノキ)。もう実をたくさんぶら下げている。
秋ごろ熟すと果皮は裂けて落ち種子が出るが、野鳥のヤマガラの大好物で、ここにもやってくるので野鳥愛好家のカメラが並ぶ場所。
公園館南側の「芝生の広場」を越えると、「睡蓮の池」と「段々広場」そこの南側あたりが「あじさい園」。 東屋の右側の階段を行けば、「ナガレ山古墳」にかけて「あじさいの小径」、少し曲がりくねった道の両側から大輪の花が被さるようにも迫る、とても”密”な場所。😍
今年はあじさい園入口付近に、シチダンカ(七段花)の栽培種が植栽されている。
水分(みくまり)広場側のあじさいも随分成長している。
アナベル(アメリカノリノキ) 奥側に咲き始めの淡い黄緑色花、真白に変化する様子が面白い。
特徴的なカシワバアジサイ(柏葉紫陽花)が2種類。
前回(6/9)あじさい園のみ立ち寄った時と、花の様子が違い、重たげに下を向き、萼片も色づいている。
6月9日撮影
前回(6/9)装飾花の萼片が白色だったのが、紅色に変色。これはこれでキレイ。
6月9日撮影時には、本来の花のシベにコガネムシ(ハナムグリ?)がいくつも潜り込んでせっせせっせと忙しそう。
「睡蓮の池」側には、クチナシ(山梔子)がいい香りを漂わせていた。園内にはコクチナシも多いが、それより一段と香りが強い。こちらは白バラの八重咲きのようで、バラのアイスクリームのイメージがしてオイシそう、、、😋
🔹「ナガレ山古墳」横から「ダダオシ橋」をわたり、南エリアから「カリヨンの丘」の東駐車場へ。随所に咲いていいるが、古墳の「ダダオシ池」そばのスロープにもアガパンサス(紫君子蘭)。よく見ると、一つ一つがオシャレな花びら。
ギリシャ語のアガペー(神の愛・自己犠牲的な愛)と花を意味するアンサスが一つになった、つまり”愛の花”。
*アガペ(agape)は洋曲♬の歌詞にも出てくるし、アンサス(anthus)は、ポリアンサやエランセマム(eranthemum)などの洋花の名に付けられている。
園内にはシモツケ(下野)もとても多い。これから花冠が大きく膨らんで華やぐのが楽しみ!
🔹最後に、最近植樹されたのか、「カリヨンの丘」にまだ花をたくさん咲かせていたヤマボウシ(山帽子)。総苞片が黄緑色の常緑ヤマボウシに近い品種なのか?
黄色みを帯びた萼片の花に、アジサイにいたようなコガネムシ(ハナムグリ?)。比較的低地で、この時期に咲いているのを見るのは初めて!
🔹昼過ぎからの入園、週末だが来園者は少なめ。5時過ぎまでの散策で”密”になるような状況は無く、適度な丘登リとウオーキングも兼ねて、楽しむことが出来た。
何より花とのふれあいは、心安らぎ癒やされる!!
県営馬見丘陵公園/奈良県公式ホームページ
http://www.pref.nara.jp/1780.htm
ご覧いただき有難うございました!m(_ _)m