☆折り畳み自転車輪行の想い出 ~JR須磨駅から淡路島岩屋(大和島)まで~

2018年7月14日投稿

今年もサカモトテクノ折り畳み自転車「カリブーライト」で遠出を考え中ですが、これまでのいくつかを、過去に訪れた想い出も織り込みながらブログで振り返ってみるのもいいかなと。

奈良からJR大阪駅経由、新快速で神戸駅乗り換え須磨駅まで輪行。

JRの快速や新快速を利用すると比較的短時間で行ける(乗り換え2回)ので釣りや泳いだり、潜ったり、何度か訪れている場所。 ☆ポイント 1

JR須磨駅は東出口がすぐ砂浜です!なもんで、シーズンには駅改札横のコインロッカー前で更衣するツワモノも(一度やってみましたが、、周りもコンビニも水着だらけなもんで、、。 でもロッカーは一度開けたらまたコインが必要なので、海の家の方がいい!)。

須磨浜ですからここも海の家が並び、さすがに賑やかですが、須磨海浜公園側よりは人出は少なく、特に漁港寄りの地図 ポイント2 (下のGoogle画面にも表示)あたりは穴場で、地元の方たちがのんびり寛いでおられ、堤防の岩石やテトラで魚貝類も多く、シュノーケリングが楽しめる。

小さな堤防はのんびり甲羅干しに最適で、地元のおっちゃんや子供たちとのくったくないおしゃべりに興じたり、こんがり焼きの好きな今は亡き友のお気に入りスポット、、でもありました☆☆

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Googleマップより

輪行したこの時は2月でしたから、静かな浜辺を眺めながらJRを横切り国道2号線へ。

ほどなく、海釣り公園と須磨浦公園の間を通過。須磨浦公園も以前、須磨へ来たついでに近くの山陽電鉄の山陽須磨駅から一駅で行けるので行ってみたことが有ります。

駅からすぐロープウエイで鉢伏山上に。

そこには、形はちょっとずんぐりしているが、京都比叡山上にあるような名称も同じの「回転展望閣」が在り、こちらはほんとに回転していましたね。

(比叡山の展望閣はもう回転していません。ブログのこちらを☆京都~ガーデンミュージアム比叡~ )見てください。

そこから、カーレーターでゴトゴトと更に上に。(今は知る人は少ないと思いますが、昔は琵琶湖バレーもこれで登っていましたね。当時サンケイバレーって名称だったと思います。)

そして、更にさらに観光リフトで西側の景観を眺めながら谷越えのスリルを味わって、頂上の旗振毘沙門堂や旗振茶屋の頂へと、まあ随分楽しめる場所。特に回転展望閣からの眺め、眼下に広がる須磨の海岸と明石海峡大橋と淡路島、神戸大阪湾岸の遠景。

お勧めスポット☆です!

☆ポイント 3

須磨浦展望

画像はネットからお借りしました

2号線沿いはくるまが多く疲れも加速されるようで、「カリブーライト」の6段変速では、比較的フラットなこのコースでも快走とまではいきません。

でもこの湾岸沿いの景色に癒されながら、よく釣りに来た垂水漁港に。

垂水漁港の西側から明石大橋にかけはて随分と変わりましたね。「驚くほど」と表現した方がいいかも。

漁港西側からいきなり以前とは景色がうって変わり、マリンピア神戸の施設、そして温泉も有ったりして、舞子東海浜緑地から明石大橋の下に広がる舞子公園へと続きます。

明石大橋のできる前の風景、移転前の孫文記念館(移情閣)、岸壁沿い建つそのすぐ傍の階段を降りて穴釣りをしていた頃を思い出すと、今と違って移情閣の寂れた風情の姿が何かとても懐かしい気がして。

なもんで、移転前の姿を見たくてクグッてみましたが、明石大橋とのツーショットは飽きるほどなのに、、、見つかりませんでした。

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上の写真の橋の先、左側にかすんで見える淡路島の岩屋港へは、船が海峡を斜めに横切って、橋の下をくぐって行くのです。ですから明石港はまだまだ4~5km先。

明石大橋はエレベータで上がって、橋上で見学できます。ただ、300mの高さから観たい心臓の強い方はここちらへ

もう少しこじんまりと、「体験型展望施設「舞子海上プロムナード」へ。透明の渡り廊下から直下の海面が見え、これでも足すくみますよ!!

☆ポイント 4

明石大橋プロム

画像はネットからお借りしました

橋上には、世界一のつり橋にある唯一の展望カフェレストラン「トムズカフェ」もあり、300円(休祭日)でエレベータで上がると、このスリルと景観はとてもお得!お勧めです☆

さて、休憩後明石港まで頑張りましょう。

☆ポイント 5
ジェノバライン

画像はホームページより

有名な明石の「魚の棚」(うおんたな)商店街西入り口に近い「淡路ジェノバライン」乗り場から高速船に乗ります。自動販売機で乗船券を購入しますが、この時、自転車は先に乗せるので、自転車を畳まず乗ろうと並んだら、おっちゃんに「自転車切符!」と睨まれてしまいました。

そうなんや~と面倒なので、販売機で250円の自転車券を購入して船へ。

岩屋に着いたらあとはぶらぶら歩くつもりでしたので、置いとくか、畳んでもよかったのですが。まあ、これも経験、、。

当時の船は、写真上段右「ジェノバ」号だったと思います。今は、カラフルなアルミ合金製の減揺装置付高速双胴船「まりん・あわじ」が就航してるとの事、またいつか。

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でも「たこフェリー」で親しまれていたこんな船も懐かしいですねえ。

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KC4A0033明石港⇔岩屋港 所要時間 約13分の寛ぎの船旅です。今はアルコールは飲なくなりましたが、当時は癒しのお供のカンチュウ片手に、下船後は岩屋付近をぶらら散策のつもり。

さきにも書いたが、港からは5分ほどの場所で、自転車は乗らないのに載せてきてしまったので、自転車券往復500円分をこのカンチュウ換算にすると、、、。

岩屋港乗船場そばの堤防に整備された釣りスポットがあり、また大和島続きの堤防もいい場で、時々釣りに来ていましたが、ぼんやり眺めているだけても心地よい場所ですね。
☆ポイント 6
絵島2

岩屋港乗船場すぐ前の小さな入り江に小ぶりな岩山が、、、絵島です。

画像はネットからお借りしました

国生み伝説の神話や平清盛など歴史にゆかりの地ですが、波に削られた岩肌の美しくあるいは奇怪な紋様に、何やらやはりパワースポットなのかも。月見の名所でもあるようです。

千鳥なく 絵島の浦に すむ月を 波にうつして 見るこよいかな

                                西行法師

そして、漁港沿いを近くの大和島(陸続きです)まで散策したのですが、この旅のあと、幾年かの夏には亡き友と須磨から足を延ばして、この大和島の傍でシュノーケリングを楽しんでいました。

そんな想い出深い場所なのですが、なんと昨年、NHKの「こころ旅」569日目に地元出身、明石の方のお手紙で、火野正平さんが訪れておられ、神戸大阪方面を眺めて立っておられた、まさにその場所!海から上がり甲羅干しで寝っころがっていたところなんです。

*残念ですが、「NHKのホームページの画面あるいは内容を自分のホームページに取り込んではいけません。」となってますので、直接NHKのホームページをリンクすることはできません。ご興味がお有りの方は、「こころ旅569日目兵庫県淡路市」で検索してみてください。

☆ポイント 7
大和島1

写真の建物は「岩屋温泉会館」なのですが、随分前からやっておられないように見えます。

その地続きの後方が「大和島」きっと間を埋め立てたのでしょうね。

漁港側からこの建物の1階通路をくぐってこちらの海岸に出ます。

建物傍に「淡路和歌の道」の標識があり、石碑も在りました。

天離(ざか)る鄙(ひな)の長道(ながち”)ゆ恋ひ来れば明石の門より大和島見ゆ
                            柿本人磨呂

大和島3


大和島の窪んだあたりの波の穏やかな岩の間や、このきれいに組まれた岩石沿いの入り込んだあたりに潜って、水中の様子を楽しみました☆ とても澄んでいてきれいです。

でも、お勧めしません。その付近は割合い穏やかですが、島の沖側やこの岩石堤防の先端近くは早い潮流でとても危険です。

遊泳だけなら、すぐ先の入江になっている砂浜が「岩屋県民サンビーチ」ですのでそこが安心です。シーズンは海の家も有りますので、念のため。

この島を覆う樹木の中に「イブキ」の群落があり、県天然記念物指定との標識が。学術的に貴重な場所なんですね。


「イブキ(伊吹)」ってピンときませんね。別名「ビャクシン(柏槇)」とありますが、余計ピンと来ない。同じヒノキ科ビャクシン属の仲間で公園や生垣に植栽されている「カイヅカイブキ(貝塚伊吹)」ならイメージがわかりそうですね。

ということで、後は明石に戻り、JR明石駅から新快速で戻ります。

そうそう、帰りは「うおんたな」で新鮮なタコを買って、、と思ったのですが、すべての鮮魚屋さんは早々と片付けていました。残念! 

*ネットからいくつかのお写真を拝借しています。有難うございました。

ご覧いただき有難うございました!

Posted by ss-kinkon