大和葛城山登山(自然ツツジ園)~ 祈りの滝(名水)へ

2020年5月12日(火)

🔷今回は、水越峠近く「祈りの滝」の名水を頂くのが主目的だったが、新型コロナウイルス対策により、葛城山ロープウェイや山上の高原ロッジ等の施設も全面休止で、かつ平日なのでツツジ目当ての登山者も少ないだろうと、3蜜を避け接触感染を防ぐStay Homeの時期だが、「うつらない、うつさない」の感染防止の基本意識を持ちつつ、いつもの様にマスク着用、ハンディ消毒アルコール携行で、体力維持の意味でも、初めてだが登ってみることに。 

*この記事は、ヤマレコ   の「山行記録」の投稿記事を元に作成しています。ご興味のお有りの方は、こちらもご覧ください。(本ブログは無広告ですがリンク先では広告付きですので、ご了解ください。)

🔹奈良県御所市から国道309号線を水越トンネルを抜けて、千早赤阪村側から水越峠方向へ向かう。旧国道309号線は平成29年台風21号災害により、水越峠頂部から「祈りの滝」前までの、通行止めが継続されている。

大阪側へトンネルを抜けたらすぐに旧道へのヘアピン状分岐があるが、道路標示はなく見えにくいので、初めてなら通り過ぎてしまいそう。

大阪側からのGoogleストリートビューでは、どちらも「国道309号」の表示が現れる。

ストリートビュー画像にラインを書き込んだが、この日も画像のように分岐部の先から、いきなり路駐が車両進入禁止となる水越峠バス停留所前まで続いていた。道路標識では土曜・日曜が路駐禁止になっていて、平日なので問題ないが、それにしてもこの時期に、、、? 怪訝な思いで先に進む。

水越峠バス停横パーキング(P)に駐車。

コーンとバーでその先が進入禁止で仕切られていたバス転回場手前のPに1台分空いていたのが幸いだったが、こんな時期に?と、身勝手な思い、、、やはり登山者が多いのか?「密」なら止めようか、、、と思いつつ、水越峠へ向かう。

🔹登山スタート。人気のないバス停から峠までの広い国道を、心地よい鳥のさえずりを味わいながら上へ。

峠の最頂部に登山道の入口。車道は、そこに強固な通行止の柵。反対の奈良側の侵入禁止柵は、ちょうど帰りに立ち寄る「祈りの滝」の所。

水音の響く登山道のゆったりした階段を登りゆく。初めての葛城山登山、頂上のツツジ園への期待感が膨らんで更に続く林間の道が心地よい,、、が、、、(-_-;)

涼しい渓流の音もつかの間、すぐにキツイ「石段」ならぬ荒い「岩段」の急な登り、、、
バテ気味で休憩中に、下りてきたご婦人に聞いてみると、しばし考えられて、まだ5分の1程度、、、とか。
大和葛城登山、ワクワク感が萎えていきそう。😰
その方は、下りて行きつつ振り返りながら「道沿いにツツジやフジの花々が綺麗ですよ!」と。ニコニコ顔がとても素敵!でした。
そこから随分登ってきたつもりだったが、現れた道標に、思わず「うそやん!」、、
いつもの右膝蓋部の痛みが徐々に出だしたが、次々現れる急登階段を登る、、、のぼる、、、
曲がり角に石標。刻まれた字は「界」に似ているが? 境界杭か、それとも修験の結界?
やっと平坦な道に出た途端、新緑の木立のあちこちにツツジ!
ツツジの下にはクサイチゴ、ヘビイチゴやとスミレなどの花の共演が続く。
スミレとヘビイチゴ
道沿いに多くのスミレが花を咲かせていたが、どうもスミレは種類が多くて、同定が苦手。

出会ったご婦人のおっしゃったとおりだ!美しい、、、こんな時期だけど、、やはり来てよかった!
景観が開けた場所に、ヤマフジの花で包まれた木、、しばしうっとり。
振り返ると、眼前に金剛山の威容が迫り、右手には吉野や遠く大峰の山々が連なる。
奈良側が開けた快適な道に出た。
眼下に広がる御所の町並みの向こう、左手に大和三山や三輪山、奥には榛原の額井岳、右手には京奈和自動車道の先に、いつぞや近鉄ハイキングで登って山頂から葛城山を眺めた、国見山(国見山城址)が低く望める。
チゴユリ (稚児百合)
🔹「大和葛城山自然ツツジ園」到着。
ヤエザクラも彩りを添えて鮮やか。ハイカーの姿はごくまばら。
ここの広い ”ウッドデッキ”で靴を脱いで、しばし軽食と休憩。
 カタクリ(片栗) 
「かつらぎ高原ロッジ」は当然閉まっており、人の気配がない。
恋人たちの南京錠が吊り下げられている「天空のハッピーベル」、、、人影がないのでしめしめと、鐘を鳴らして♪~♪~~ 戻ることに。

頂上は目前だが風が強いし、あの “もう少し” がキツそう、、、他の方の写真でもイメージできるので、登ったことにして、、と(^^ゞ

そこへワンちゃん連れの若い男女と母上らしき?お三人が、まるで散歩に来られたかのように、登っていきます、、、エライイ!! ಠ︵ಠ 

🔹金剛山を眺めながら、ぐるりと周ってツツジの原を戻る。例年ならすごい人出らしいが、ハイカーの姿はホントにごくごくまばら、、、。

引き返す下り道は、安堵感と目線の違いもあるのか、一層ツツジが映えて、膝や足腰の痛みを和らげ、楽しませてくれる。

 アマドコロ (甘野老) 登りでは気付かなかった甘野老、清楚な花をたくさん吊り下げている。

ムシカリ(虫狩)   虫に食われた葉から名前がついたとか。この木の葉は食われすぎ~

🔹水越峠近くの渓流沿いで、追い越して行き走り去るのが見えた、お洒落なランニングスタイルのお嬢さんや、逆に汗を拭きふき登ってきた同じくランニング姿の若者、走ってるんですか?と尋ねると、にっこりうなずいて小走りに登って行った。

この急登コースでもトレイルラン、、超人的、、すごい!!

ところで、ヤマレコ  記録で、自分の「歩くペース」は 1.6~1.7(ゆっくり)。

後日(15日頃)登られたヤマレコ投稿の方々のペースがほぼ1.0前後なので、やっぱり慢性的な右膝関節の痛みがでる自分は、相当のんびりゆったりのマイペース。
そして、以前見た、初めてダイヤモンドトレールを走られた方のペースが、0.5程度だったかな、、、やっぱ凄い!!

(余談だが、その後の受診で有痛性分裂膝蓋骨と、、。それまでの他医での診療は何だったんだろう^^;)

🔹帰路、水越トンネルを抜けてループ橋を渡り終えたあたりに、旧国道309号の分岐。それを再び水越峠方向へ上がる。

通行止め柵手前の広場、その奥に「祈りの滝」。

水量が多く音が響き渡る滝前の小堂に、いくつかのお祈りの経本?を手に祈祷中のスラリとしたお若い方。このあと滝行をされたが、神道なのか幣を立てて蠟燭を灯し、上半身ハダカで褌姿だが、通常の滝に打たれるだけの行だけではなく、時には滝の脇で大きな声で唱えながら、神話の物語を彷彿とさせるような、船を漕ぐような動作の迫力ある動きを交えた修行にとても敬虔なものを感じ、まさに修験道霊場 ”祈りの滝” 、、感動的でも有った。

お堂の右側に「やまとの水」にも認定されている「名水」採水場がある。深層より汲み上げているお水で、地元の方が管理されておられ「志」を投函し、感謝して頂く。

2Lペットボトル30本の「名水」を頂いて帰りについたが、まだ滝行は続けておられ、同行していた青年の方のそばで、後から来たデイトらしい若いアベックも、何か感じるものが有ったのか、手を組みながらじっと不動で見入っていたのが、印象的であった。

🔸「祈りの滝」名水のことは、昨年5月のブログ記事もご覧ください。 名水を求めて~奈良県御所市 「祈りの滝」の湧水~

ご覧頂き、有難うございました  Stay safe and healthy!

 

 

 

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Posted by ss-kinkon