雪丸も来た!信貴山寅🐯まつり ~ 同時開催「信貴山城址巡り」に参加

2020(令和2)年2月23日(日)

🔷「2月は寅の月」とのことで “寅” に縁りの信貴山 朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)で、22~23日の二日間盛大に行われた「信貴山寅まつり」。

それに併せて「信貴山城址巡り」が企画され、城址保全ボランティア作業に携わってはいるが、より詳しい信貴山観光ボランティアガイドの方々の案内と有って、勇んで参加。

今年は、NHK大河ドラマ『麒麟が来る』が放送され、明智光秀と関わった信貴山城主「松永弾正久秀」のことも次第に話題に登ることが増えているようで、信貴山や松永久秀の墓のある「達磨寺」などの近くに居住する私も、どんどん興味が増していく。

🔸” 寅 ” のゆかりは、、、聖徳太子が物部守屋との戦いへ向かう途中、この山で戦勝祈願を行ったときに毘沙門天王が出現され必勝の秘法を授かったが、その日が奇しくも寅年、寅日、寅の刻。

太子はその御加護で勝利し伽藍を創建、信ずべし貴ぶべき山『信貴山』と名付け、それ以来信貴山の毘沙門天王は寅に縁のある神として信仰されている。、、、と、信貴山真言宗総本山 朝護孫子寺の公式サイトから要約記載したので、詳しくはホームページをご覧ください。

🔹さて、ハイキングも兼ねて王寺より大和川を渡り、三郷町の旧東信貴山ケーブル跡のルートを登り、「信貴山城址巡り」の集合場所となる、信貴山観光 i センター前へ。

地図の大和川堤防スタート時間記録が、11時33分。集合場所の信貴山観光 i センター前到着が、12時30分頃。                                                         (ヤマレコ地図利用)

いつものように大和川堤防に出て、特徴的な信貴山を眺めつつ多聞橋をわたり、近鉄信貴山下駅前へ。

そして、いつものように、、途中から喘ぎ喘ぎ、旧ケーブル登山道(千本桜並木道)入り口を目指して進む。

さらに、いつものように、、、ケーブル鉄路は信貴山下駅から続いていたはずなのに、なぜここでこんな段差の、谷に降りるような急坂を下りるのだろう??なんて考えながら進む。

🔹下の写真は、登りつつ振り返って写したが、カートを引いて登ってこられる方、大雨で傷んだ路面や路肩、溝を自己意思で補修しておられる!

道路に崩れ落ちた所の土を掻いて、カートに乗せて下まで運び、凹んだ路面を補修、写真の右側路肩が綺麗にならされているのも、この方が作業されたもの。

80才とのことで、これが済んだら四国の歩き遍路巡礼に行くのだ、とのこと。感謝、感謝!! (信貴山城址保全研究会の会長さんとお知り合いとの事でお名前を伺っていたが、失念してしまった、、、._.;💦)

旧ケーブル終点の信貴山バス停裏道から進み、県道を横切る。さすがにこの日は車が渋滞。

参道沿いのラーメン店も行列、、、初めて見る光景!

🔹山門から境内へ入ると、信貴山観光 i センター前で出会ったのが、寅とコラボの雪丸くん!!

王寺町の雪丸くんの人気はここでもなかなかのもの!!!

そして、そばには信貴山観光ガイドの方とともに、精力的に活動されておられる王寺町地域整備部のM氏も、、、お世話になっておりますm^_^;m   (ブログ掲載OKでした^^V)

「信貴山城址巡り」にも同行され、多宝塔の前での説明に熱心に耳を傾けておられた。

🔹往路は多宝塔左側の鳥居の続く登山道(参道)から、雄岳山上の空鉢護法堂(信貴山城本丸跡地)へ。

空鉢護法堂の参拝所”舞台”は満員。写真は大阪側を遠望しているが、今年の元日は、ここから東側を望んでご来光を拝んだ。  ⇒信貴山頂で迎えた令和元旦のご来光🌄

空鉢護法堂は古い石垣の上に建っており、小さな祠が取り巻く周囲の参道の外側も石が積まれているが、本丸としての敷地は狭いので、小ぶりの天守が建っていたのだろうと推測されている。

🔹信貴山城の曲輪配置(縄張)は、特に雄岳の北側に多く広がっているようで、山頂から北側へ急坂を下りて、「松永屋敷跡」へ。

曲がりくねった急坂から平坦な削平地に出たところの広場が「松永屋敷跡」へ登る階段前で、保全活動の拠点場所。プラ製階段やパイプ手すりが設置されたが、以前は急坂に丸太や垂木を着けた合板を敷いていたので、滑りやすくて怖かった。

その場所でガイドの説明に耳を傾ける皆さんをテレビの撮影が、、、信貴山城址保全研究会会長さんのお話では、NHKの番組で使われるだろうとのこと。楽しみ!

「松永屋敷跡」ではイケメンご兄弟がインタビューを受けていた  ( ・・)ノ(._.)v.。.そして、ご両親も。

皆さんが立っている、少し高い土手のような場所は削平地=曲輪(くるわ)に築かれた土塁で、向こう側は急傾斜地。その右側が、掘れて狭い急坂の細い道のようになっているが、そこが戦術的な出入り口=虎口(こぐち)。

インタビューを受けている場所からさらに奥の、一段高くなった削平地、大勢の皆さんが見学されている場所も、続く「松永屋敷」跡地で、手前の坂の一部が出入り口となる虎口(坂虎口)。その削平地も低い土塁で囲まれているが、その外側は一段と落ち込む急傾斜地。

🔹城址見学を終え、東側へ出る道から多宝塔の方へ。信貴畑の「信貴山奥之院」への参道で、「近畿自然歩道」でもあるので、舗装された道をの~んびりと下っていく。

本堂(毘沙門天王)にお参りして、、、頭上の扁額には大きな金色のムカデ、、、

金色ムカデが取り巻く灯籠の舞台から、しばし下界の遠景を楽しんで、、、

ムカデが向かい合う毘沙門天王の、紫色幟がはためく参道を戻る。

ムカデ(百足)は毘沙門天のお使い。なので、沢山の” おあし ” にちなんで、ご商売・商業の方々のご祈祷依頼が多いとか。

🔹ちょっとルートを変えて、開運橋のパンジージャンプ台を下から見上げる、信貴山観光 i センターの下の道を駐車場の方へ出て、県道から来たときとは別のハイキングコースで帰ることに。

ツバキの木の間から、大門池(ダム湖)の水面が眩しく煌めく。

信貴大橋バス停前から県道を東に歩き、すぐ近く、大門ダム遊歩道出入口のフェンス沿いに隣接するハイキングコースから山を下りることに。

ハイキングコースの入口は、県道沿い駐車場と大門ダム遊歩道(ダム公園)の出入り口の間にあり、両側フェンスに小さな案内版が取り付けられているが、うっかり通り過ぎそうな場所。

                                  (下はGoogleストリートより)

並行する旧ケーブル跡の道と違って、こちらはほとんどが地道で尾根筋を歩くので、よりハイキングコースらしい。時々眼前が開けるので、気持ちがいい。

三郷町の水道設備のある広場で一休み。若いファミリーが楽しそうに歌いながら通り過ぎて行く。微笑ましい♫~♬♪

🔹下に給水タンクが見える場所に来ると、もう城山台の住宅地。ちょうど後ろから来たお二人のご婦人が、初めてなのでと、信貴山下駅か王寺駅へ行く道を尋ねられたので、同行することに。

そこからは、車道を旧ケーブル側の万葉荘園前まで上がって行けば、信貴山下駅までは一直線で単純だが、疲れておられるだろうから、前の城山台の住宅地を通り抜けて行くことにして案内。結局、信貴山下駅前から大和川の多聞橋をわたり、久度第2貯水グランド横からJR線と近鉄線が近接する、王寺駅近くまで案内して、お別れ。

なので、最初のヤマレコ地図の歩行軌跡のゴールはその地点で、時刻は16時52分、、、でした。^^;)/

ご覧いただき有難うございました!

 

 

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Posted by ss-kinkon