サブ゙電源供給・走行充電システム その③ (オーバーヘッドSW & メーター)

2018年7月

⬛ 今回は「サブ゙電源供給・走行充電システム」の遠隔操作を行うためのスイッチ(SW)や電圧電流(VA)メーターを運転装置類の妨げにならないよう、頭上に設定した装置「オーバヘッドSW & メーター」の説明と、建物の壁用電気スイッチを利用し、それのケースへの組み込み方の説明です。
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◼写真はエブリワゴン(DA17W)のオーバーヘッドコンソールの前後に取り付けた、バッテリVAメータと各装置のオンオフSW。

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前方設置のデジタルVAメーターです。右側が車本体メインバッテリの電圧電流表示で、左側がサブバッテリの電圧電流表示です。

両端のトグルSWで表示をオンオフさせます。

 

◼後方設置のSWボックスです。
・右側より、キーオフ時に窓を開閉させるパワーウインドウ(P/W)作動SW(赤色LED)。

KIMG1607プッシュ式オルタネートSWで、LED内蔵ですので、作動時にリング状にきれいに赤色に光ります。この装置は入れ放し防止対策として作動時にブザーも連動させています。

 

◼ブログの「複合リモコン」のところで説明していますが、とても便利です。
ブリイワゴン後席用複合リモコン (オーディオリモコン、パワーウィンドウSW、後席ヒーターファンSW等)DIY Ⅰ

・その隣は、家で使用されている電気SWを利用した、メインバッテリからの充電を作動させるSW。

・次のSWがサブバッテリから電源を供給させるサブバッテリアクセサリ電源(サブACC)の作動SW。

・そして左端が、キーオフ時にオーディオNAVIを作動させるプッシュ式オルタネートSWで、LED内蔵青色発光。

これらのSW、実際にはそれぞれの機能を作動させるためには比較的大きい電気が必要なので、その電流を橋渡しで流させるためのリレーを作動させる仕事を受け持ち、こちらは細めの電線で車の天井から壁面、床等を経由し、内3つの回路は走行充電装置に組み込んだリレーと結びついています。
サブ電源ユニット(オーバヘッドSWシステム3

図面の黄色線で囲ったところがSW類で、VAメーターは離ればなれで記載してます。

3つのSWは下のDCDCコンバータ上のリレーにそれぞれ結びついているイメージ。

それから、左端のオーディオNAVIを作動させるSW(青色LED)は別の場所にセットしたリレー装置に結びついています。

それは前回の「~くるまDIY」で写真を載せていますが、NAVI奥のダッシュボード下の隙間にセットされています。https://ss-kinkon.ciao.jp/?p=1274 

◼オーバーヘッドコンソールボックスを取り外した状態です。
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基本的には、ほとんど車を傷付けることなく取付物や穴等を利用して工夫してDIYを楽しむのをモットーにしていますので、ケースの固定は、 そのプラケースの裏に金属の平板(木板や棚を止める穴の開いた薄い平板)をねじ止め、メーターケースの場合はルームランプの取り付けねじを緩めて天井ボードとの隙間に平板金具を挟み込み、SWケースは天井パネルに少し切れ込みを入れて、そこに平板金具を差し込み仮止めしておいて、そしてコンソールボックスを取り付ける時に挟み込んでいます。

◼次に、壁SWやVAメーターの装着方法です。

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DAISOのケース付き老眼鏡(当然100円です)のケースを利用します。

ケース部品

それでは、壁SWの組み込み方のサンプルをお示し致します。(写真右下のプラグコンセントの方はあまり使うこともないでしょうが、抜き差しの耐久性で、この方法はお勧めしません。)

写真右上に示すように、厚さ1.5mmくらいまでのカッターで切り抜き加工しやすい材料を使用。

通常、この壁用電気SWを建物の壁面に取り付けるには、まずこのスイッチをはめ込み固定する金具に固定し、それを収めて固定する裏側の箱型の容器、その容器に表側のプレートを止めるための金具、そして一番表側のプレート等、と結構な部品と(コストと)スペースが必要なのです。

ですから、スペースの限られた車などで使う場合は、何らかの容器にスイッチ部の穴を開け、スイッチをはめ込み固定した金具を容器に止める方法がベターなのでしょうね。

今回は、金具も使わず単体で固定する方法です。
SWset

説明のためのサンプルとして、ケースの穴開けを名刺ケースでやってみます。

壁スイッチは、プレートが有れば型取りが楽。最近のスイッチプレートは、引っ張れば簡単にとりはずせるので、お家のプレートをちょっとだけ内緒で拝借して型取りを。

SWの固定金具の横の細い部分を下から小さいマイナスドライバーを入れ、少し上にもち上げるようにして少し隙間を作り、後で上部からそのドライバーを差し込み、金具を広げられるようにしておきます。

この金具との間にケースを挟み込むことになるので、 長辺側の穴開けサイズは、プレート枠よりSWの出っ張り分を余分に開けておきます。
SW3
差し込んで、固定金具の横の細い部分(丸枠で囲った部分)をドライバーで広げてケースを挟み込み、出来上がりです。

スイッチの後ろは、配線を含めて隙間はあまりなく、蓋を閉めるのにちょうど良い程度で、ガタつくことはありません。

後は配線時、車の電装用のケーブルはこのSWの穴(配線留め)には無理ですので、ある程度の太さなら半田付けし、固くして差し込むか、細い線は家電用のケーブルをカットして、それに半田付けして差し込みます。
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以上です。

この記事は、「みんカラ」にもアップしています。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2903716/car/2513605/4861619/note.aspx

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Posted by ss-kinkon